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2006年8月20日 (日)

ヴァイオリン購入

次女のためにヴァイオリンを買いに行った。マリオのヴァイオリン屋さんからのレンタル中のヴァイオリンは、この9月で契約が切れる。次女には7月のサマーコンサートでは亡き妻の形見のヴァイオリンで1曲弾かせて一区切りがついているので、いよいよヴァイオリンを買い与えることにした。この先レッスンでも、姉妹のアンサンブルを取り入れたいという先生のご意見もあり、4/4ヴァイオリンの2本目が不可欠になったと判断した。

次女と2人で街を歩くのは何年振りだろう。私は何だかウキウキした気分だが、娘は無惨なくらいクールである。先生にもお店までご足労いただきヴァイオリン選びが始まった。あらかじめお店に電話を入れ、ご予算を伝えておいたので、4本のヴァイオリンが取り出されていた。

まず見た目で、次女にどれがいいかを尋ねた。次に試奏だ。現在使用中の弓を持参したので、次々と4つ弾いてみる。暗譜で弾ける「Home sweet home」だ。最初は緊張して縮こまった音しか出ない。なんとか4本弾き終えてのお気に入りは、昔マリオのヴァイオリン屋さんから借りていた3/4の楽器に大変近い感じの楽器だった。

次に先生が4本弾くのを、5mくらい離れて聞かせてもらう。先生にも鳴り方をよく観察してもらった。香港で英国人の作り手による楽器が脱落。一番すんなり音が出る国産が、良い感じになった。リアクションが素直だ。私も弾いてみた。2002年のドイツ製がよかった。先生の意見では、いきなり鳴るという意味では、黄色い国産も捨てがたいが、伸びシロに乏しい感じという評価だった。

結局、マリオのヴァイオリンの楽器に似ているやつと、2002年ドイツ製に絞られた。本人の希望で2002年ドイツ製に決まった。ドイツ製ということで私も満足である。結果として最初に見た目で選んだ楽器になってしまった。

次は弓だ。決めた楽器を6本の弓で試奏する。1本弾いては、その前に弾いたのとどちらがいいか本人に判断させた。フォルテとピアノで弾かせることも忘れてはならない。これを3回程度繰り返して2本に絞られた。本人の選んだ1本を見て驚いた。昨年秋に姉のために買い求めたものと同じ製作者の弓だったのだ。今我が家にある一番いい弓なので、姉妹で共用しているのだ。日ごろ使っている弓に一番近い感触のものを自然に選んでいたという訳だ。子供の感覚は恐るべしである。

残念ながら、私と先生の意見で2本のうちのもう片方の弓を買うことに決めた。価格帯を示していたとはいえ、ここまでは価格を見ずに決めた。価格を見てしまうと判断が曇ることもあるから、必要な措置だと思う。

引き続きケースを選ぶ。色や形にはあまり選択の余地はない。予想外の色「黒」のケースをすんなりと選ぶ娘であった。ストック用の弦を一揃い選んでお会計だ。先生と一緒だったので嬉しいお値引きがあったものの、約40万円である。痛い出費には違いないが、安いものである。どんなに長く乗っても10年がいいところの自家用車に比べれば手ごろ感さえある。上手になってもっといい楽器が欲しくなったら、自分で買えばいいのだ。そのときは、今の2本の楽器は孫たちの入門用になるだろう。

かくして娘2人それぞれが、4/4の大人の楽器に到達したことになる。通過点には過ぎないので油断は禁物だが、娘たちのヴァイオリンが6年続いていることを喜びたい。

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コメント

<ひふみ様

ありがとうございます。

アンサンブルはいつのことやらです。

今年の春、高校生になった甥っ子のヴァイオリンを、
新しいのに買い換えることにしたと、妹から知らせがあって、
そのお祝いと、中学校の卒業と高校の入学祝とを兼ねて、
私も大枚を寄付(?)させられましたよ。

ですから、これは矢張りお祝いですね。
おめでとうございます♪
いつの日か、ご姉妹のアンサンブルを、
私も聴かせて頂けるのを楽しみにしています。

<空の風様

ご指摘の通り、個人的には嬉しいニュースです。

楽器屋さんでのヴァイオリン選びはなかなか楽しいものがあります。

この場合おめでとうございます。。。なのかな?
夢にまた一歩近づきましたね♪
これからパートナーになる楽器選びは新鮮で楽しいですよね。
ちょっとお見合い気分かも(経験ないですが。。)
私は父とお出かけするの好きでしたよ(笑)。

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