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2006年8月18日 (金)

pが4個

つまり「pppp」である。何と発音するのかよくわからない。また適当な日本語訳も思いつかない。演奏上の処理としては相当弱いことだけは確かである。チャイコフスキーには5つ6つさえ存在するが、ブラームスは3個「ppp」が限界である。

ところがピアノ四重奏曲第1番op25のシェーンベルグによる管弦楽編の中に「pppp」が出現する。第2楽章のコーダの最初の小節でヴィオラに「pppp」が指示されている。原曲ではピアノが奏でるサラサラのアルペジオでダイナミクスは「pp」だ。この場所のサラサラ感を表すための工夫の一つである可能性が高い。

シェーンベルグ自身、ブラームスのオリジナル作品には「pppp」はけして出現せず、「ppp」が限界であることを知っていたかどうか興味深いが、知りながら敢えてやったと考えたい。このサラサラ感は、禁じ手を使わない限り表現不可能と判断したと思いたい。このサラサラ感がキチンと表現できてこそ第3楽章の濃厚なアンダンテが生きてくる。

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コメント

<Claris様

おおおっ!「p4つ」の記事で「へぇ」が3つ獲得できたというわけですねぇ。もっと「p」を奮発すればよかった。


へぇ~、へぇ~、へぇ~☆

<空の風様

そのつもりでう~んと練習した後、「p7つ」が出てきたら対処のしようがないですけどね。

これが、ダイナミクスの限界っていうところを示してもらわないと安心して弾けません。

pppppp。。。6つもあるとギャグに思えてしまう。。
音ではなく微かな響き(波動)だけが欲しいのかもしれないですね。

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