「三重奏曲イ長調」探査計画
火星や木星に宇宙船を飛ばすわけではない。1924年にブラームスの遺作として発見された「ピアノ三重奏曲イ長調」をブラダスに取り込む計画のことだ。先ごろ楽譜専門店に出向いて楽譜を探したのだが、店頭在庫が無かったので「お取り寄せ」をお願いした。出版社はブライトコップフだ。船便なので2~3ヶ月かかると知らせがあった。ネット全盛のスピード時代に「船便」「2~3ヶ月の納期」とは、なかなか味わいのあるフレーズである。風情があってよろしい。
これをブラダスに取り込んで、ピアノ三重奏曲第1番あたりと用語使用の癖を比べてみたいと思っている。世間ではいわゆる真贋論争が起きているらしいので、用語使用の面から何か判りはしないかと考えている。マッコークルあたりは「怪しげ」という扱いになっているので、やはりそれなりなのか、捨てたモンでもないのかこの目で確かめたい。私ごときの出る幕があるほど学問的な塗り残しがあるとも思えないが、この種の好奇心を大切にするのが当ブログの持ち味だ。
先ごろ夏休みの宿題代わりにやった、シェーンベルグネタが思いのほか楽しめたので、その二番煎じという訳である。
クリスマスまでに現物が届けば御の字なので、冬休みの課題にちょうどいい。おバカなブログを継続するにも計画性が要るという訳だ。
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<空の風様
お店の人も全く悪びれる風でもなく、サラリと言われてしまったので、こっちもサラリと受け流しました。そこで遅いだの速いだの言うのは野暮だなって感じでした。
風流っていうのはこういうことなんでしょうかね。
投稿: アルトのパパ | 2006年9月11日 (月) 20時53分
ん〜この時代に「船便」。。。宝物が届くようで、わくわくしますね☆
投稿: 空の風 | 2006年9月11日 (月) 20時45分