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2006年9月13日 (水)

灰色の真珠

本日9月13日は特別な日だ。クララ・シューマンの誕生日である。だからお祝いに関連ネタを公開することにした。

ブラームスの最晩年のインテルメッツォop119-1ロ短調をクララ・シューマンは「灰色の真珠」と評した。その心は「曇ってはいるが貴重なもの」である。「不協和音に満ちた魅力的な小品である。極めて悲しげであり甘い」とも述べている。個人的には作品118-2、117-2と並ぶ「インテルメッツォ三羽烏」の一角を形成している。楽譜のページで見開き2ページに収まり、どんなに遅い演奏でも5分はかからぬ小品ながら、凡百の作曲家の追随を許さぬモノローグが繰り広げられている。「f」にまで声を上げる瞬間はわずかで、ほとんどが「p」の掌の上で、ニュアンス1個の出し入れに終始している。

今を去ること17年前の明日1989年9月14日に、私は今は亡き妻と結婚を決意した。指環を贈らねばならない。そこで私は一計を案じた。op119-1のロ短調のインテルメッツォが好きで、6月生まれの彼女に「灰色の真珠」を贈ることにしたのだ。「黒真珠」の指環を買い求めた。もちろん全て内緒で話を進めていった。その年のクリスマスにそれを手渡したのだ。

箱を開けた彼女は、一瞬で私の計画の意図を察した。とても喜んでくれた。普通の真珠ではなくて黒真珠つまり「灰色の真珠」であることに深い意味があったのだ。案の定効果の程は絶大だった。

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これらの写真が実物である。写っているのは長女の手だ。次女の指には入らなくなっていた。「マジ~?やだ。ママの指細い~っ」と娘たちは屈託がない。湿っぽい感傷を微塵も感じさせないことがかえって感慨を深めてくれる。

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コメント

<ひふみ様

松坂投手もですか!!!!
そりゃあ奇遇ですね。

<空の風様

昔から、こういう演出盛り上げるの得意でした。
気合入ってたンですよ、当時は。

<Claris様
ありがとうございます。相当照れますけど。

感動的なお話に水をさすわけではありませんが、
今日9月13日は松坂大輔の26歳の誕生日でもありました。
その今夜、首位決戦のマウンドに立った彼は、
10Kを奪い見事に完封勝利をおさめました。

ブラームスと同じ位ライオンズが好きな私には、
9月13日生まれは、素晴らしい人が多いのねと、
嬉しくなります。

亡き奥様は、クララのように、優しく芯のある方でしたね。
お会いできたことを、誇りに思っていますよ。

なんてロマンチスト。。素敵すぎて涙が潤みます。。。

クララも、アルトのパパ様の奥様も、
アルトのパパ様も、
皆様、抜群の感性の持ち主でいらっしゃる!
きっとお嬢様方もですね♪

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