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2006年9月 3日 (日)

Gedichte

ドイツ語でそのものズバリの「詩」である。もちろん、これに曲をつけたものがドイツリートであるとは断言できないのもまた事実である。

リルケ、ハイネ、ゲーテ、アイヒェンドルフ、メーリケ、リュッケルトなどキラ星のごとき名人たちがが居並ぶ世界であるが、ブラームスはどちらかというとメジャーな詩人の作品には曲をつけない傾向がある。「本当にいい詩は、それだけで完結していて曲をつける余地が無いから」とブラームスが考えていたかどうかはわからない。そんなことを言うと「ブラームスが曲をつけた詩は、いい詩ではないのか?」という質問が飛んで来かねない。

民謡からの引用や、外国詩の翻訳物、マイナー詩人の作品を選りすぐっている感じもする。少なくともブラームスが曲をつけなかったら後世に名前が残ったかどうか怪しい人もいるようだ。

ブラームスは生涯に204の歌曲を38の作品番号に分けて発表しているが、そのタイトルは多岐にわたる。「Lied」「Gesange」「Romanze」あるいはこれらの組み合わせである。我々日本人にはわからない微妙なニュアンスの違いがあるものと思われる。

作品19は38の作品中唯一「Gedichte」がタイトルに用いられている。作品19の5つのテキストだけが「Gedichte」に相当するとは思えないので、悩ましい。ブラームスのリートという場合、無邪気に作品19を加えてしまっていいのか少し心配である。

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