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2006年10月24日 (火)

ロンド

ソナタ形式に並ぶ主要な形式の一つ。多楽章ソナタの終曲として起用されることが多い。ブラームスも以下の通りロンドを書いている。青字で表記したホルン三重奏曲だけが第1楽章への設置になっている。

  1. ピアノソナタ第1番op1
  2. ピアノソナタ第3番op5
  3. ピアノ三重奏曲第1番op8
  4. 管弦楽のためのセレナーデ第1番op11
  5. ピアノ協奏曲第1番op15
  6. 管弦楽のためのセレナーデ第2番op16
  7. 弦楽六重奏曲第1番op18
  8. ピアノ四重奏曲第1番op25
  9. ピアノ四重奏曲第2番op26
  10. ホルン三重奏曲op40 第1楽章
  11. 弦楽四重奏曲第2番op51-2
  12. ヴァイオリン協奏曲op77
  13. ヴァイオリンソナタ第1番op78
  14. ピアノ協奏曲第2番op83
  15. チェロソナタ第2番op99
  16. ヴァイオリンソナタ第2番op100
  17. ヴァイオリンとチェロのための協奏曲op102
  18. ヴァイオリンソナタ第3番op108
  19. 弦楽五重奏曲第2番op111
  20. クラリネットソナタ第1番op120-1

上記表示のうち赤文字になっている5つの作品では楽曲冒頭の楽譜上に「Rondo」と記載されている。逆に言うと他の14曲はロンド形式でありながら楽譜に明記されていないということだ。明記するしないの基準は明らかとは言い難い。

ここで本年10月17日の記事「フィナーレ」を再読願いたい。初期の作品の中に5曲「フィナーレ」記載の空白があることに言及している。不思議と言えば不思議なのだが、フィナーレ記載の空白5曲は、上記の赤文字の作品とピタリと一致しているのだ。つまり「Rondo」と明記する代わりに「Finale」の記載を落としているとも解されるのである。

そうした見方をすると、不思議なことに同一楽曲で「Rondo」と「Finale」が併記されているケースは1例もないことに気付く。マーラーの第5交響曲の終曲は「Rondo Finale」だが、ブラームスにおいては、そうした重複記載が1例もないということなのだ。もしかすると少なくとも初期のある時期において、「Rondo」という言葉が「Finale」と限りなく同義だった可能性を考えたら行き過ぎだろうか。

中期から後期に向かって、もはや「Rondo」の文字が楽譜上に踊ることはない。ロンドそのものは引き続き書かれていながら、曲にタイトリングされないということなのだ。

そのあたりの傾向は「スケルツォ」や「フィナーレ」と一致している。一方で中期から後期にかけて頻度を増す「インテルメッツォ」とは逆の傾向だ。標題音楽に対するブラームスの姿勢との関連はなかなか興味深い課題である。

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コメント

<ひふみ様

コメントありがとうございます。
ホルン三重奏曲は、屁理屈こねる上でもいろいろな意味で面白い曲です。そのうちまた話題にします。

難しいことはわからない私ですが、
ホルントリオは本当に素晴らしい曲ですよね。
作品40と言う割りには、渋くて、切なくて、遣る瀬無くて・・・
全て大好きなブラームスの作品の中でも、特に大好きな曲のひとつです♪

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