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2006年10月27日 (金)

秋のソナタ

少し前にはやった韓国系ドラマの題名が「冬のソナタ」だった。今日のお題は「秋のソナタ」である。

四季の移ろいがはっきりと感じられる風土のせいか日本人は四季の比べっこが好きだ。源氏物語の昔から「四季のうちどれが好きか」は、割とメジャーな話題である。クラシック界でもヴィヴァルディの合奏協奏曲集「四季」は押しも押されもせぬ業界の定番だ。俳句の世界で言う季語を持ち出すまでも無く、日本人は周囲に起きるさまざまな事象を四季を切り口として眺めている。何の断りもなく「花」といえば桜を指し、黙っていても「春」をイメージするし、「月」といえば秋だ。「雪」といえば冬なのは恐らくドイツとて一緒だろうが、日本では相当広い範囲でこうした暗黙の決め事がある。「甲子園」と言えば恐らく「夏」であるように。

ブラームスに取り付かれてかれこれ27年になるが、どうも日本人のブラームス愛好家は「ブラームス」というと「秋」をイメージすることが多いようだ。「秋になるとブラームスが聴きたくなる」「秋の夜長はブラームスの室内楽が似合う」等々の決まり文句とともにブラームスと秋を結びつける発言が目に付く。「ブラームス」が秋の季語になっていないか心配になる程だ。ブラームスの作品が引き起こす感情が、日本人が秋に対して抱いているそれと一致するのだろう。年がら年中ブラームス三昧の私は、秋だけが特別という気はしていないが、周囲にはそういう人が多い。特にクラリネット五重奏曲や第3交響曲にはその種のバイアスがあって、うっかり反論しようものなら火ダルマになりかねない雰囲気が充満している。

ブラームス本人は、けして声高に「秋の気分」を主張していないだけに、日本人のそうした感じ方は特徴的である。

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コメント

コメントありがとうございます。

記事「秋のソナタ」は妙にコメントいただけてます。
とりわけ秋にブラームスを聴きたくなる人たちって、秋以外は何を聴いているのだろうと思っていましたが、夏は北欧かロシアでしたか。梅雨時のブラームスという説もあって感心しています。

私は酒飲みと同じで、口実作っては年中ブラームスですよ。10ゲーム差の2位にバッハという感じです。

やはり秋になるとブラームスのCDをいそいそとプレーヤーに載せているような・・・。
それに比べて夏はもっぱらグリーグやロシアの作曲家ばっかです。
なんか涼しくなるような気がして。
あ、ブラームスって梅雨時にも無性に聴きたくなることあります。

<Claris様

「秋のソナタ」は「冬のソナタ」のパクリですよ。

どこかで「ブラームスのイメージがブラウン」というのがありました。
それもまた秋を連想させるのかもしれません。

「秋のソナタ」というタイトルが素敵です。
芸術の秋、ブラームスの四季♪

<Claris様

何色でしょう。

この記事にコメントがいっぱいいただけているのは、関心が集まっている証拠でしょうか。

ブラームス色。。。

<亜ゆみ様

コメントありがとうございます。
一年中秋の仲間がいて嬉しいです。

秋のあの物悲しく侘しい雰囲気がブラームスに結びつくのかもしれませんね。
でも私も年中ブラームス三昧です♪

30冊売り上げ、おめでとうございます!

秋に聴きたい作曲家コンテストをしたら優勝するかもしれませんね。

ブラームス作品は、じっくり聴きたくなります。
じっくり聴かざるを得ない雰囲気があります。
頭の中を軽く通り過ぎてはいかないから・・・。
だから、ブラームスには日本の秋が一番よく似合うのだと思います。

<空の風様

コメントありがとうございます。

物思う秋にはピッタリなのでしょうか。
年中ブラームス三昧の私は一年中秋みたいです。

日本の秋は色彩豊かで詩的な風景だからブラームスをイメージさせるのですね。
それに森を散歩するには秋が一番綺麗ですものね。

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