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2006年10月 4日 (水)

譜めくり

演奏中に楽譜のページをめくること。楽譜の見開き2ページで終わってしまうような作品の演奏では発生しない。必ず2段の五線が存在するピアノは、他の楽器に比べて譜めくりをしなければいけない確率が増す。譜めくりをしくじっても少なくとも奏者の残り半数は演奏を継続できるオーケストラはまだましである。独奏曲や室内楽の場合は、必要な音が抜け落ちるという具体的な不都合が付いて回る。

ピアノの場合はとりわけ深刻で、正式な演奏会の場合には譜めくり担当者が付くのが恒例である。これにも人選や作法にかなりのノウハウがあることはヘルムート・ドイチュ先生の「伴奏の芸術」という本に詳しい。181ページからの3ページ半をその著述に割いておられる。また「ブラームス回想録集」という書物にはブラームスのピアノ三重奏曲の演奏にあたってブラームスがクララ・シューマンを譜めくりに従えての演奏の光景が描写されている。

学生時代にブラームスの第一交響曲を演奏した時、第4楽章の161小節目の後に出現する譜めくりをいかに円滑に行うかについて延々と練習を繰り返した記憶がある。アレグロのテンポで走りながら4拍分の時間で譜めくりをするのはなかなか大変だった。直前の160小節目から164小節目までの三連符は、ヴィオラにとっては絶対に落とせない場所なのだ。しかもディヴィジョンだから、譜めくりをしくじると下側のパートの音がごっそりと抜けてしまいかねない。こんなに大事な場所を2つに割るように譜めくりがあること自体いかがなものかという気がする。

室内楽にもある。弦楽六重奏曲第1番第1楽章216小節目の後に存在する譜めくりだ。こちらは4分音符3個の間に譜めくりを終えねばならない。第二ヴィオラと3度でハモることになっているので、めくり終えればいいだけではなく、音をキチンと出さねばならないのだ。

作曲家は自作がパート譜に直されたとき、どこのパートのどの場所に譜めくりが来るかまで考えて作曲していないと思う。譜めくり場所を含む全体のアレンジは恐らく出版社側の仕事である。長い休みの間に譜めくりが来るようにレイアウトを調節するハズだ。アレグロなら3小節は欲しいところだ。

譜めくりを考えなくて済むというのは、暗譜の最大のメリットだと思われる。認めたくはないのだが。

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