肩あて
ヴィオラやヴァイオリンの胴体の下部に装着される補助具。無いほうがいいという意見もある。私に関して言えば不可欠だ。
このほどその不可欠な肩当てを替えた。KUN社の折りたたみ脚を使用していたが、どうもはずれる。それ以前に使用していた奴は、ヴィオラのCの部分の突起にゴムひもを引っかけるタイプだったのではずれなかったのに比べると面倒だ。ケースに収納する時のことを考えて折りたたみ脚にしたが、これがどうも不安の一因になっている。脚部不安というのは厄介で、ドイツの名機メッサーシュミットBf109のアキレス腱でもあった。競走馬でも致命的である。
弓ほどではないがそこそこの出費である。演奏中は楽器に強く付着するものだから、音にも影響しているのだと思われる。お店に出向いて幾つかを試して決めた。「MachOne」というカナダ製の肩あてだ。カナダ製らしく本体は木材、しかもメイプルという触れ込みだ。
実は一週間前に既に入手していたのだが、なかなか弾くヒマがなかった。お店で試していたとはいえ、遠慮もあったから心おきなく音が出せていたわけではなかったので不安だった。ここ2~3日でじっくり弾くことが出来た。
いやいやこれがなかなかの感触である。最初は高さや幅の調整で試行錯誤が続いたが、落ち着いてきたら楽器の鳴りが素軽くなった感じである。軽やかに鳴ってくれている感じ。ホントのところはどうだかわからないのだが、弾いている自分にはよくなったと感じられる。音程のはまり感が増したとも感じている。音程が急に良くなる訳はないので、響いている実感は本物だと思う。練習がしたくなる。肩あて一丁で大げさなことだが、出来れば一日中楽器に触れていたい気分である。
写真はマイアルバム「我が家の楽器」の中でも公開した。
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<とらねこ様
MachOneをつけても上手になると決まったわけではありませぬ。
何だか響くような気がするだけです。テクは同じでも響いたような気になれる分お得だと思います。気持ちよく音が出せるのは、多分良いことだと思うのです。
練習しよっと。
投稿: アルトのパパ | 2006年12月31日 (日) 09時10分
MachOneは当地でもすごい人気です。音楽家はかなりの割合で使用しているようです。私も買おうかな~。少しでも上手になるなら・・・。
投稿: とらねこ | 2006年12月31日 (日) 08時53分