とまま五重奏団
「とまと」ではない。亡き妻を含めた家族5人のアンサンブルにかつて私がつけた名前である。家族でいつの日かブラームスの室内楽を全て演奏しようと本気で考えていた。長男長女次女のそれぞれの名前の末尾一字ずつを取って並べたのが「とまま」の由来である。当時のメンバーの担当楽器は下記の通りである。
- パパ ヴィオラ
- ママ ピアノ、ヴァイオリン
- 長男 チェロ
- 長女 ヴァイオリン
- 次女 ヴァイオリン、ヴィオラ
性格が穏やかでおっとりした次女には、いずれヴィオラをやらせると勝手に決めている。私が新しいヴィオラを入手した後も、古いヴィオラを売ってしまわないのはそのためだ。獲らぬ狸の皮だらけの楽団だが、これがどうしてなかなか機能的だ。ブラームスの全室内楽24曲のうち、上記のメンバーで演奏できないのは、弦楽六重奏曲2曲、クラリネット五重奏曲、クラリネット三重奏曲、ホルン三重奏曲の5曲だけなのだ。してみるとピアノもヴァイオリンも弾ける妻が他界したのが、いかにも痛手である。かくなる上は子供たちの未来の配偶者をあてにするしかあるまい。
- 長男の嫁 ピアノ、チェロ
- 長女の婿 クラリネット
- 次女の婿 ホルン
70歳を過ぎた母に今からピアノやホルンでは荷が重かろうという苦肉の措置である。孫たちをアテにするのは、実際に生まれてからにしたいものだが、娘たちが部活でブラスバンドに飛び込んで、クラリネット吹きかホルン吹きのイケメンをキープするのも悪くない。出来れば音程のいいヤツだ。
このメンツでいつか「ブラームス室内楽夢の連続演奏会」だ。夏休みのどこかの高原のピアノ付きコテージを借り切って10日間弾きまくる。サンドイッチとコーヒーを用意して家族全員何も考えずに弾きまくる。
まず夢を描くこと。これが実現への第一歩である。
« 交響曲の製作期間 | トップページ | 魂柱 »
コメント
« 交響曲の製作期間 | トップページ | 魂柱 »
<moco様
いやいや10年なんかアッとゆう間ですよ。
そんなに遠い未来ではありませぬ。
投稿: アルトのパパ | 2006年12月21日 (木) 20時38分
<Claris様
ブラバンには、おざぶを一枚でござります。
いつの日かです。
投稿: アルトのパパ | 2006年12月21日 (木) 20時36分
素晴らしい夢ですね☆
感動しました。。。うるうる。。
っと同時にアルトのパパさまのユーモアある文章にも感動です。
まだまだ先と思いますが、
お子様が素敵な配偶者に出逢えることをお祈りします☆
夢は願えは必ず叶う 。。☆
投稿: moco | 2006年12月21日 (木) 20時26分
ブラバンのイケメンですか?
ん? ブラバン?
ブラスバンド→ブラバン→ブラームスバンド
なんちゃって。。
>まず夢を描くこと。これが実現への第一歩である。
本当にそうですね。そう思います。
いつの日か。。とまま五重奏団から素敵な旋律が流れますように。
投稿: Claris | 2006年12月21日 (木) 20時25分