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2007年1月16日 (火)

一瞬の「molto f」

「pp」と「p」の間にダイナミクスの中二階を形成する機能の「molto p」は、ブラームスの作品中62箇所の用例が存在する。

ところが「molto f」はとなるとたちまちレアアイテムと化す。「運命の歌」op54の306小節目に1回出現するだけだ。周囲の楽器はみな「f」の中、アルペジオを刻むヴァイオリンとヴィオラにだけ「molto f」が付与されている。周囲の「f」よりは聞こえて欲しいが、8小節後の「ff」はそれとわからねばならないという意味だとは思うが、座りが良くない。

ブラームスにおいては、ダイナミクス記号はそれぞれで独自のニュアンスを獲得するに至っていて、数学的な整合性はしばしば犠牲になっている。たとえば「mp」は、とても「mf」の裏返しの概念とは思えない使われ方をしているし、「ppp」と「fff」も出現頻度が均衡していない。ブラームスの根幹となるダイナミクスは「p」だとでも言わんばかりにダイナミクス用語の出現頻度のピークは「p」の周辺に存在する。

同様に「molto f」は、出現頻度において「molto p」と均衡していない。用例が余りに少ないため傾向の分析すら許さない。

「非常に強く」などという凡庸な理解でよいのか自信がない。

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