三大インテルメッツォ
という訳でブラームスの「3大なんとか」を探すことにしたところ、あっさりとお題が決まった。「3大インテルメッツォ」だ。
「3大なんとか」はなかなか選定が難しい。作品数が3つ以下のジャンルでは成立しない。かといって4つだって難しい。交響曲から何か一曲落選させねばならないのは難儀である。
最終的には私の好みで「3大インテルメッツォ」を選んだ。選んだ3曲に序列は無いので作品番号順に列挙する。
- インテルメッツォ変ロ短調op117-2 43種
- インテルメッツォイ長調op118-2 47種
- インテルメッツォロ短調op119-1 41種
末尾の数字は我が家にあるCDの種類数だ。この数値は「古今のピアニストたちのセレクション」の結果なので、彼らの人気投票の側面が強い。「3大なんとか」を選ぶ以上、世間様からの支持賛同がある程度得られたほうがいいのだが、この「ピアニスト擬似人気投票」は一定の目安になると思う。
<選考過程>
イ長調op118-2は別格で無投票当選のようなものだった。選考は残り2つのイスをめぐって白熱した。作品117の残る2つ変ホ長調op117-1と嬰ハ短調op117-3は最後まで残った。若い頃なら最後の2つのイスはこの2つだったと思う。実際作品117の3曲は甲乙つけ難いのだ。泣く泣く変ロ短調op117-2を選んだ。最後1個のイスはロ短調op119-1とop117の2曲の争いになった。つまり最終的に選ばれた3曲とop117-1とop117-3の5曲から3つを選ぶ作業だったと言い換えてよい。最後のイスを射止めたロ短調op119-1は「灰色の真珠」のご利益である。
この5つ以外で第一次選考を突破したのは以下の通りである。
- イ短調op76-7
- イ短調op116-2
- ホ長調op116-4
- イ長調op116-6
- 変ホ短調op118-6
- ハ長調op119-3
結果には満足している。作品番号もバラけたし、長短のバランスもいい。単なる遊びという気持ちで始めたのだが、選んでいるうちにすっかりマジになってしまった。
実のところ「ブラームス3大歌曲」の選定の試みは既に挫折している。
<moco様
それはそれは!!!
出来るなら駆けつけたいものです。
op118-2は無投票当選でした。
これを落としているとブログが炎上しかねません。
投稿: アルトのパパ | 2007年1月29日 (月) 22時09分
イ長調op118-2は、私は毎晩弾いています。
精神状態を反映させる曲です。。。
投稿: moco | 2007年1月29日 (月) 22時03分
<Claris様
挫折してますよ。3日に一度くらいは。
歌曲は3つに絞れませぬ。修行が足りぬようです。
投稿: アルトのパパ | 2007年1月29日 (月) 20時49分
素敵な企画です☆
「三大インテルメッツォ」というタイトルを目にして真っ先に思い浮かんだのは、やはりイ長調op118-2でした。でもどれも甲乙付けがたいですね。
>実のところ「ブラームス3大歌曲」の選定の試みは既に挫折している。
アルトのパパさまでも挫折することがあるのですか。。
投稿: Claris | 2007年1月29日 (月) 20時46分