今年やりたいこと
ブログでは新年の挨拶とともに「今年の抱負」が語られることも多い。柄でもないのだが、ささやかな抱負を述べてみたい。
昨年はピアノ四重奏曲第1番のシェーンベルグ編曲と原曲の比較を試みたり、ピアノ三重奏曲第1番の初版と改訂版の比較をしてみて、得るところが大きかった。今年もこの系統の課題にいくつかチャレンジしたいと考えている。
- シューマンのピアノ四重奏曲をブラームスがピアノ連弾用に編曲している。この両者をブラダスの手法を用いて比較する。
- 「楽しいヴィオラ曲集Ⅱ」(仮題)の作成。
- ブラダスの充実
現段階では上記の3つを考えている。このうちシューマンは、まだ楽譜が見つかっていない。楽譜が入手出来てからということになる。ブラームスがシューマンの作品といかに向き合ったかについて手がかりでも見つかれば幸いだ。昨年9月16日の記事「ピアノ四重奏曲変ホ長調」参照。
http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2006/09/post_9a8a.html
2番目は楽しい。学生時代ブラームスのお気に入りの旋律をピックアップして音楽帳に手書きで書き留めた。今度はそれを楽譜作成ソフトを使って作成したいと思っている。オリジナルでヴィオラ用の物と、他楽器の旋律をヴィオラ用に書き直した物の2本立てとしたい。バッハの無伴奏ヴィオラ組曲と平行して気軽にブラームスの旋律を味わえるようにするのが目的だ。
3番目は地味な作業だ。ハンガリア舞曲やドイツ民謡集をブラダスに取り込むことが中心となる。
ブログとは直接関係が無いもう一つの密かな目標は、ヴィオラの弓を買うことだ。こちらはお金もかかるし、運も必要だ。良い弓に出会わねばならない。
ブログの毎日更新は当然過ぎて目標とはいえない。朝の歯磨きみたいなものだ。
<とらねこ様
薄いですねぇ。連弾じゃあなくて独奏かと思いましたよ。原曲がピアノと弦三本だから、ピアノはそのままに弦3本を単にピアノに移しただけみたいな編曲かと思いました。楽譜無いので何とも言えませんが。
何にしろ楽譜が無いと話になりませぬ。
投稿: アルトのパパ | 2007年1月 4日 (木) 18時00分
リンクどうもありがとうございました。拝読しました。お聴きになった感想に'薄い'とありますね。このシューマンのピアノ4重奏は'薄くない'ですから、おっしゃるようにどういう理由でそうなってしまったのか大変興味があります。ぜひ研究なさってください。と、他力本願です。
投稿: とらねこ | 2007年1月 4日 (木) 07時40分
<とらねこ様
あけましておめでとうございます。
シューマンのピアノ四重奏曲は1曲だけです。ブラームスが1858年にピアノ連弾用に編曲しています。CDが出ているので楽譜があるのだとは思いますが、日本のお店ではなかなか見かけません。まずはこれを探すことが先決です。
関連記事をリンクしときますね。
投稿: アルトのパパ | 2007年1月 3日 (水) 23時42分
本当、どれも楽しみですが、私は1番かな。編曲の存在すらも存じませんでした。私もぜひ弾いてみたいです。
投稿: とらねこ | 2007年1月 3日 (水) 23時26分
<Claris様
「楽しいヴィオラ曲集」は「Allegro2003」で作るのでブログとの相性が問題です。テクがあれば掲載出来るのだと思います。
投稿: アルトのパパ | 2007年1月 3日 (水) 20時09分
どれも楽しみですが、私が一番興味深いのは2番です。
出来上がったら是非拝見したいのですが、ブログ上では難しそう。。?
素晴らしいヴィオラの弓との運命的な出会い。。実現するといいですね♪
投稿: Claris | 2007年1月 3日 (水) 19時52分