6本の指
コミック「のだめカンタービレ」最新巻の17巻のお話だ。千秋雅之のリサイタルの場面だ。146ページ最下段に注目願いたい。休憩時間の描写の後だから明らかにベートーヴェンを弾く場面とわかる。
ピアノの鍵盤の押され方から見て右手によって6度とオクターブが打鍵されている。コマの左端のほうでは根音が打鍵されていることも見て取れる。何故根音と判るかというと、右手によって打鍵されている音が仮に「C-A-C」だとすると低い方の「C」から左に数えて11個目の鍵盤が下がっているので、「F」だということが判る。つまりFdurの根音だ。
ベートーヴェンのハ短調のピアノソナタのどこの描写なのか知りたくて、このようなことを考えていた。結局音が特定できずに諦めたが、別の発見があった。
千秋雅之の右手の指が6本描かれていることに気付いた。もしかすると指の動きが速いことを表現しているのかもしれない。トリルか前打音を表現した可能性もある。よくよく見ると小指と薬指の関係も不自然に見える。親指と薬指でCのオクターブを取りつつ、小指がAを押えているようにも見える。
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<moco様
お久しぶりのおいでだというのに、「頭が下がります」とは
もったいない!!!
毎度毎度の、たわごとでございます。
でも確認してみてください。
投稿: アルトのパパ | 2007年2月14日 (水) 20時40分
お久しぶりです。
まだ17巻は読んでいないのですが。。
頭が下がります。読んだときには、確かめたいと思います。
投稿: moco | 2007年2月14日 (水) 20時35分
<Claris様
恐れ入ります。おかげで昨夜は夜更かしでした。
投稿: アルトのパパ | 2007年2月14日 (水) 16時21分
おお、スルドイ!!
私は何の違和感もなく通り過ぎていました。。。
投稿: Claris | 2007年2月14日 (水) 07時14分