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2007年2月18日 (日)

Gisのお約束

バッハのイ短調協奏曲に挑む次女の話だ。

曲に取り組み始めてから3ヶ月が経過した。着実に向上している。音を間違えることはほぼ無くなってきた。細かな表情をつけて行かねばならないし、暗譜も徹底せねばならない。最近のレッスンでは、半音への意識をより高めようと言われている。半音関係にある音を取るとき、「私の半音聴いて!」くらいに気持ちを込めるという意味だ。全般に半音の幅が広いという欠点を矯正する狙いも込められている。以前に比べれば、譜読みも進んだせいか、いわゆる「間抜けな音程」をさらけ出すことは少なくなった。指を正しい位置に置くための事前の準備も自然に出来る確率が高まった。先生の指示はさらに上のレベルを目指す意味合いがある。

数ヵ所音符に鉛筆で丸を付けて、「この音ハズしたら罰金よ」と先生に言い渡された。よくよく見ると、それらは全部「ソのシャープ」だった。つまり「Gis」である。イ短調の協奏曲にとってGisは導音だ。主音Aを追い求める大切な音。でも短調の悲しさで放置しているとGにとどまってしまうのだ。大抵は臨時記号によって修飾されるこの音を、とりわけ「はずすな」という指示なのだ。高めにハズす心配を先生はしていないと思う。次女の傾向から見て「Gisが低くなること」を憂いてのお導きに決まっている。

何故低いといけないのか次女に説明した。「ホラね。低いと気持ち悪いだろ」という説明でコックリとうなずいてくれた。「導音」などという屁理屈は、後回しでいい。「低いと気持ち悪い」という感覚こそが最強の説明である。

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コメント

<Claris様

恐れ入ります。

暖簾に腕押しっぽいところもありますが。。。。

小さい頃身に付けた音楽的感覚は一生ものですね。
素敵な先生と素晴らしいお父様のご指導とサポートを
受けることのできるお嬢様方は、とても恵まれていると思います。

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