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2007年3月25日 (日)

オフサイド

長男が春休みを満喫している。3月早々の卒業式から2週間少々、受験から解放されのびのびとゲームをしまくっている。

彼は某有名サッカーゲームが上手い。バージョン8ならば「最強」に設定したコンピューターを相手にしても10回に1回程度しか負けない。コンピューター相手はパターンが決まっているからつまらないという。このところバージョン10には手を焼いている一方、サッカーの見方も変わってきているようだ。従来はゴールシーンと得点者ばかりに興味を持っていたが最近は違う。「スルーパスが楽しい」と言っている。

オフサイドルールは、サッカーのようにゴール数を競う競技につきものだ。概ね「相手ゴール前に待機する待ち伏せを禁ずるため」と位置づけられている。長男にも小さい頃そう説明した。つまり「待ち伏せは卑怯だ」というロジックだ。実は「待ち伏せは卑怯だ」という発想に基づく攻撃側への足かせという側面ばかりでもない。このルールを逆手に取るディフェンス側の戦術もあるのだ。世に言う「オフサイドトラップ」だ。卑怯な攻撃から守ってくれるためのルールをさらに高度に利用するという訳だ。

サッカーにしろ、アイスホッケーにしろ、バスケットボールにしろ攻撃側の戦術の柱は、「いかにフリーの選手を作り出すか」にあるといっても過言ではない。フリーの状況さえ作れればゴールしたも同然という考え方だ。フリーで打ったシュートが入らないのは「決定力」の問題とされ、戦術の問題とは区別されるのが普通だ。

バスケットボールにはオフサイドの概念はない。理由は簡単だ。5人の攻撃を4人でしのぐことが難しいからだ。ましてやNBAではゾーンディフェンスが禁じられている。敵陣に一人残すのは現実的ではない。誰も試みないことを禁じるルールは存在しないのだ。無論「5対5からいかにフリーの選手を作るか」が戦術の柱には違いないが、オフサイドはかいくぐるべき制約と位置付けられてはいない。

フリーの選手を作ることをサッカーで言うなら「ゴールキーパーと1対1の状況をまんまと作り出す」ということだ。この目的の達成のためにくぐり抜けねばならない制約が、実はオフサイドルールなのだ。はじめからゴールキーパーと1対1になれる場所にいたのでは、軒並みオフサイドを取られてしまう。オフサイドを取られずに相手ゴールキーパーと1対1になるための主要な手段が、「スルーパス」なのだ。もちろんこれは、一人のドリブラーがいつでも2人3人のディフェンダーを抜き去れる訳ではないことが前提になっている。そういうプレーヤーが居ると戦術は不要と言うことになりかねない。

思うにオフサイドルールはサッカーの中で最も美しいルールだ。これを利用するディフェンスと、裏をかくオフェンスという構図はいつも美しい。長男のサッカーの興味が得点そのものからスルーパスに移ったことは私には成長に見える。オフサイドという制約をかいくぐったスルーパスを彼は「きれいなパス」と表現した。

そろそろブラームスを真剣に教えたい。

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