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2007年3月12日 (月)

らしさ

「らしい」とともに、演奏や作曲家あるいは作品を論ずる際にしばしば用いられる用語。演奏、作曲家、作品にある種のガイドラインを想定し、議論の対象がこれを満たしている場合「らしい」と表現される。

とても重宝する言葉なのだが、しばしば「らしい」の定義、つまり上記で言うガイドラインが半ば無意識、半ば意図的に曖昧なまま放置されていることもある。書き手と読み手のガイドラインが違う場合、軽い混乱を引き起こす。昨今はやりの「自分探し」は「自分らしさ」の探求かとも思えてくる。

ヴィオラという楽器のサイズに関する議論には、しばしば「ヴィオラらしい音」という言葉が登場する。「ヴィオラらしい音がすれば、大きさは問題ではない」云々である。ここでいう「ヴィオラらしい音」は曲者だ。議論の当事者同士で定義が合ってない場合がほとんどだ。

  1. 室内楽や管弦楽において作曲家がヴィオラのパートに与えた楽譜を弾ければいい。
  2. 胴長「○○cm」以上のヴィオラが発する音。
  3. 自分の身体に合うヴィオラが発する音。
  4. 自分が気に入った楽器が出す音。
  5. 自分の楽器が出す音。
  6. 演奏家△△が出す音。
  7. C線の音。

上記1と2は極論だ。2に近い人たちは、「大きくなければヴィオラじゃない」という潜在意識があると思われる。一方3に近い人たちは「そうは言っても取り回しが悪くては元も子もない」という路線だ。この定義のズレが放置されているおかげで、ヴィオラのサイズに関する議論はいつも盛り上がる。このあたり真面目に突き詰めないのは、ある種の思いやり、あるいは人間関係維持のための生活の知恵かもしれない。

肝心要の「ブラームスらしさ」とは何だろう。お気楽に使われている割には、なかなか難しい。私の著書やブログはこれに一歩でも近づくためにあると言い換えてもよいくらいだ。A5版400ページ36万字を費やした上に、ブログの記事が700に迫ろうというのに、まだまだ結論には届かない。

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コメント

<Claris様

恐れ入ります。

珍しい、バカらしい、私らしい、春らしい・・・・・素晴らしい

アルトのパパさまらしい記事のように思えます。
ロマンのような。。。

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