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2007年3月18日 (日)

二重奏曲イ短調

次女のバッハが佳境にさしかかってきた。無惨な音程の決壊から3週間。チューナーの助けを借りて懸命の復旧作業を続けている。

いつも私のたどたどしいピアノと一緒に練習をしているが、このほどピアノの左手のパートをヴィオラ用に変えた楽譜を作って二重奏をすることにした。3週間前からヴィオラパートを練習してきた。低い箇所をオクターブ上げたりしているので、流れがぎこちないところもあるが楽しみの大きさに比べれば微々たるものである。ヴァイオリンの先生も「トライしてみたら」とおっしゃったこともあって私の意気込みだけは盛り上がっている。

私がピアノ伴奏出来ないための苦肉の策だ。ヴィオラなら練習次第でアンサンブルになる。今まで曲をいくつかのパートに分けて練習してきたが、いよいよ通しで弾く訓練も取り入れねばならない。

今日、初めて2人で弾いてみた。

滝涙。万感胸に迫る。

途中1度だけ止まった。でもこれは私の譜めくりのせいだ。通ることだけは通るのだ。通して弾くことで、次女の弱点も分かる。むにゃむにゃとごまかした弾き方をしている場所も手に取るようだ。不安なところほど走るのだ。こういうとき「パパの音を聴け」と言う指示が心地よい。逆に彼女が得意なところも一目瞭然だ。そういう箇所は天にも昇る思いだ。

恐らくバッハのコンチェルトということで、必要以上に興奮していることは間違いない。つぎはぎの編曲物とはいえバッハはバッハだ。舐めたものではない。一緒に発表会に出たいくらいだ。

残念ながら長女のベリオではやる気が起きない。でもこれは多分ベリオのせいではない。強いて言うなら時代と様式の違いだろう。たとえブラームスのヴァイオリン協奏曲だったとしても、ヴィオラとヴァイオリンの二重奏にする気は起きない。バッハならではなのだ。

挑戦はまだまだ続く。この喜びは言葉にはなりにくい。

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コメント

<Claris様

きっと本番前はもっとピリピリすると思います。

人間ですもの。。。

<Claris様

実態は、キレイ事ばかりではありません。
ほとんどケンカという場面もありますから。

オリジナル楽譜を作成して
ヴァイオリンとヴィオラのアンサンブルで練習とは、
素晴らしい☆
アルトのパパさまのこのような支えがあることは、
お嬢様方にとって、とても恵まれていると思います。
アルトのパパさまの喜びも楽しみも無限ですね。

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