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2007年4月14日 (土)

ブラ1の中の春

ブラームス第2交響曲で始まった学生オーケストラ生活が、3年目にさしかかるころ、待望の第1交響曲にありつくことが出来た。当時ベートーヴェンからブラームスへの乗換えが決定的になっていたこともあって満を持しての「ブラ1」だった。

ブラ1の中に春がある。

第4楽章30小節目Piu Andanteでホルンが大見得を切るところで、ヴァイオリンは弱音器の装着が求められる。ホルンを包み込む空気になれとブラームスが言っているのだ。弱音器こそつけないがヴィオラにとっても我慢のしどころである。しかしこういう我慢はしておくものだ、62小節目アウフタクトからの見せ場に備えた雌伏と位置付けるべきなのだ。

我慢は31小節続く。60小節目の3拍目までだ。62小節目のアウフタクトから始まる歓喜の歌に備えて、ヴァイオリン奏者たちはたった4拍の間にめいめい弱音器をはずす。ヴィオラの位置からそれを見るのは楽しみの一つだった。短い時間にサッと手際よく弱音器をはずすのは、なかなか難しい。スマートにやるにはテクが要るのだ。しかしキチンとやれば報われる。第1と第2を合わせて総勢20名にもなるメンバーが次々と弱音器をはずす様子は、長い冬の後、草花があちこちで芽吹くような感じだ。あるいは重いコートを脱ぐ感じでもある。歓喜の歌にやっとありつける喜びが誰の顔にも溢れていた。

第2楽章で悲惨なトラブルに見舞われた演奏だったから、歓喜の歌がことのほか身にしみた。

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コメント

<ニャンパル様

いらっしゃいませ。フルートをなさいますか!

嬉しいコメントでございます。全体を額に入れて飾っておかねばなりません。

こちらこそよろしくお願いいたします。

初めまして!mixiから来ました。足跡帳かと思いきや、ブログでしたね。ブラ1のホルン、それに続く我がフルートのソロ!目に浮かびます、というか、耳に浮かぶですね。なかなかの美文をお書きになりますね。mixiのプロフィールで、下3行が「ブラームス」独占とは、びっくりです。RSSに登録しておきますのでね、ヨロシク!

<とらねこ様

素晴らしい夢をお持ちです。

私たちの演奏は、途中に厳しい冬がありましたゆゑ、感動もひとしおでした。あのフェルマータが永遠に続いて欲しい感じがしました。

弱音器をはずす時に生じる「キュッキュ」という微かな音まで、音楽の一部かもしれませぬ。

室内楽の経験はあってもオケは「聴く側」ばかりです。ブラ1をそのメンバーとして演奏するのは最高の夢です。その時「春」を実感したいと思います。

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