ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 検索窓 | トップページ | 人の望みの喜びよ »

2007年4月 8日 (日)

セレナーデ室内楽バージョン

本年2月10日の記事「九重奏曲ニ長調」で述べたとおり、管弦楽のためのセレナーデは現在の形にたどりつく前に室内楽版と呼ばれる形態を採用していた。

http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/02/post_264c.html

記事「九重奏曲ニ長調」ではオリジナルとは違うものの室内楽バージョンのCDが気に入っている点に言及した。このほど1番ニ長調と2番イ長調の室内楽オリジナル版のCDを見つけた。

<1番ニ長調>

  • フルート
  • クラリネットⅠ
  • クラリネットⅡ
  • ファゴット
  • ホルン
  • ヴァイオリン
  • ヴィオラ
  • チェロ
  • コントラバス

<2番イ長調>

  • フルートⅠ
  • フルートⅡ
  • ピッコロ
  • オーボエⅠ
  • オーボエⅡ
  • クラリネットⅠ
  • クラリネットⅡ
  • ホルンⅠ
  • ホルンⅡ
  • ファゴットⅠ
  • ファゴットⅡ
  • ヴィオラ
  • チェロ
  • コントラバス

なんだか楽しくなってくる。ブラームス史上最高のメヌエットの誉れ高い1番の第4楽章をオリジナルで聴けるということだ。2番における管楽器の分厚さととってつけたような弦楽器の編成が微笑ましい。ヴァイオリン抜きは室内楽版からの引継ぎ事項だったのだ。

これで謎が解けた。管弦楽のためのセレナーデ第2番は、ヴァイオリンが無い。弦楽器の最高音域はヴィオラということになっている。たったそれだけで、通常のオーケストラでヴァイオリンに与えられている華麗な地位が、ヴィオラに与えられていると錯覚していた。実際にこの曲でヴィオラに与えられた役割は、お世辞にも華々しいとはいえない。ヴァイオリンの不在を補うべく、ト音記号出まくりという訳ではないのだ。

室内楽版の楽器編成を良く見ると、二組の木管五重奏にピッコロを足し、中音域以下をヴィオラとチェロ、コントラバスで補強したと見ることが出来る。つまりこの曲、元々の主役は木管五重奏なのだ。それが管弦楽版に鞍替えしたところで、曲中のヴィオラの位置付けは何等代わってないということだ。合点が行くとはこのことだ。ヴァイオリンの居ぬ間にヴィオラが洗濯する訳ではなかった。

管弦楽のためのセレナーデのうち1番はともかく、この2番を「交響曲作曲に先立つ習作」と位置づけてはなるまい。生い立ちが全くもって別系統である。本質的にはホルンを含む木管を聴かせる曲である。「ブラームスの辞書」op16を差し上げたのが木管のスペシャリストでよかった。

« 検索窓 | トップページ | 人の望みの喜びよ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: セレナーデ室内楽バージョン:

« 検索窓 | トップページ | 人の望みの喜びよ »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ