ロストロポーヴィッチを悼む
今日の朝刊にチェリスト、ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ80歳の訃報が掲載されていた。ヨー・ヨー・マやマイスキーが登場するまでの間、彼は私のアイドルだった。たしかマイスキーとは師弟の関係だったと思う。まだソヴィエト連邦が存在していた頃、体制側からにらまれて辛い思いをしたと聞く。
初めて買ったブラームスのチェロソナタのLPは彼の演奏だった。しばらくの間我が家唯一のチェロソナタのレコードだったから長く愛聴盤の座に君臨していた。ピアノはルドルフ・ゼルキンだったと思う。当時は全くそうは感じなかったのだが、後になってオヤジどうしのガチンコ丸出しの演奏だったように感じた。そのLPが手許にない今ロストロポーヴィッチのかかわったブラームス作品の演奏が我が家には無い。
仕方ないからバッハ、無伴奏チェロ組曲を彼の演奏で聴きながら冥福をお祈りすることにする。
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<もこ様
コメントに名前入れておきました。
ロストロのブラームス、なかなかですねぇ。ゼルキンが相手というのが、絶妙ですよね。
私も昨晩は無チェロ、それもニ短調が心に沁みました。
投稿: アルトのパパ | 2007年4月29日 (日) 20時48分
ごめんなさい。。名前書かなくて。。
今のコメントは「もこ」です。
投稿: もこ | 2007年4月29日 (日) 20時28分
私もブラームスのチェロソナタはルドルフ・ゼルキンとロストロポーヴィチの演奏を聴いています。
気迫に満ちていて私の一番好きな演奏です。
昨日はロストロポーヴィチで無伴奏チェロ組曲を
聴いていました。
ロストロポーヴィチ。。好きだった。。
映画も上映中です。
投稿: もこ | 2007年4月29日 (日) 20時27分
<とらねこ様
羨ましい!
オヤジどうしのガチンコに耳が慣れてしまっています。自分がオヤジになるまでは、そうは感じなかったのですが。
投稿: アルトのパパ | 2007年4月29日 (日) 08時34分
ロストロポーヴィチの実演には幸運にも何度も接する機会を得ました。最後はドボコンでしたが、今でも出だしを良く覚えています。
アンコールはもちろんバッハの無伴奏から。
ブラームスのソナタはここ20年間主に彼の物を愛聴しています。
>オヤジどうしのガチンコ丸出しの演奏だったように感じた。
そうですね!まさにその感じが好きなのです。
投稿: とらねこ | 2007年4月29日 (日) 08時05分
<ゆかり様
それは羨ましい。
きっとCD業界が追悼盤で一儲けを企むと思いますので、再度入手しようかと考えています。
投稿: アルトのパパ | 2007年4月28日 (土) 12時46分
ロストロポーヴィッチ・・・そうでしたか。
知りませんでした。
わが家のチェロソナタのCDは、幸いにして、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチとルドルフ・ゼルキンです。
今日はチェロソナタを聴くことにします。。。
投稿: ゆかり | 2007年4月28日 (土) 11時06分