運動会のナイチンゲール
今日、次女の通う小学校で運動会があった。
次女は6年生だからこれが最後の運動会になる。中学や高校では運動会とは呼ばれずに体育祭と呼ばれるから、「運動会」はこれが最後という訳だ。思えば長男が年中組で体験した幼稚園の運動会から数えて12回目の運動会だが、今日の運動会は我が家にとってもひとまず最後の運動会になる。子育てレースのしんがりを走る次女の行事はいつも「我が家最後の」というタイトルが付く。
次女が出るのは3種目。100m走と団体競技と組体操だ。次女が1年2年の頃は、3人が小学生だったから出番が次々とやってきた。お茶するのは紅白リレーの時だけみたいな感覚だった。3人の子供たちは、とうとう一人もリレーの選手になれなかった。今日の組体操が最後の演技になった。ピラミッドが決まったときにはジーンときた。
6年生ともなると運動会で何かしらの役目がある。次女は救護係だ。救護班のテントの下に陣取って、赤組白組の区別なくケガの手当てをする。心優しい次女にぴったりだ。敵味方の区別なく看護に努め「クリミアの天使」と呼ばれたナイチンゲールのようだ。テントの下なので日焼けしなくていいと言っていたのだが、ちょっとしたカスリ傷や鼻血などひっきりなしに「負傷兵」がやってくる。ニコニコと手際よく対応していた。家では見せない一面であった。
それにしてもBGMにハンガリア舞曲第5番が出なかったのは幸いだった。ここでブラームス断ちが途切れては洒落になるまい。
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