魔女の変奏曲
昨日に続く魔女ネタである。
ブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」をクララ・シューマンがこう呼んだらしい。
なるほどこの曲は、ブラームスのピアノ曲にあって最高難度と言いうる巨大な変奏曲である。コミック「のだめカンタービレ」で主人公のだめのトラウマの元である瀬川悠人クンの凄さを表現するツールとして用いられたことも記憶に新しい。
ブラームスの作品に隅々まで目を通していたクララが名付けたことは興味深い。「魔女の手も借りたい程の」なのか「魔女と契約しないと弾けない程の」なのかは不明だが、言い得て妙な気がする。
「魔女の変奏曲」を完成したブラームスは、しばらくピアノ独奏曲の創作から遠ざかる。魔女の毒気を抜くためだろうか?
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コメント
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<ゆかり様
クララにそう言わせる何かがあるのでしょう。そう言われていない他の作品が、易しいかというとそうでもないのが、困った問題です。
投稿: アルトのパパ | 2007年5月 2日 (水) 05時27分
過酷な交換条件は、確かにありそうです。
魔女修行して、さらには魔女契約もしておかないと、
手の骨がバラバラになって、元に戻らなくなりそうです。
単純に魔女になるだけでは、ブラームスは弾ききれませんネ。。
投稿: ゆかり | 2007年5月 1日 (火) 23時23分
<ゆかり様
契約じゃあ無くて取引かもしれません。イ短調のスケールとアルペジオを100回ずつとか、「51のエチュード」全部弾けたらとか、過酷な交換条件がありそうな気がします。
呪文程度で済まないのではないかと憂慮します。
魔女になる修行の方が楽ではありませんか?
投稿: アルトのパパ | 2007年5月 1日 (火) 22時17分
書き込みした後に思ったのは・・・
魔女につきものなのは、呪文かもしれません。。(・・ナンテ)
投稿: ゆかり | 2007年5月 1日 (火) 21時41分
魔女と契約したら弾けるようになるのであれば、
私にとっては本望です。。☆
投稿: ゆかり | 2007年5月 1日 (火) 21時26分