酒宴一席記事六本
学生時代のオーケストラの仲間と去る3月28日に酒を飲んだ。メンバーはブログで何度か言及しているプロのオーボエ吹きと、プロの物書きそして私だった。時を忘れて語らった中に、ブログ記事のヒントが充満していた。あの夜の語らいがきっかけで生まれた記事が既に6本に達している。
①3月29日「事故調査委員会」
http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/03/post_8fe2.html
②3月31日「同期の桜」
http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/03/post_1fbe.html
③4月11日「いつか来た道」
http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/04/post_f8ca.html
④4月14日「ブラ1の中の春」
http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/04/post_1d84.html
⑤4月21日「メゾピアノの集計」
http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/04/post_2575.html
⑥4月25日「オーボエの至福」
http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/04/post_d037.html
この他に4月8日「セレナーデ室内楽バージョン」や4月16日「クラリネットコネクション」も若干関係がある。プロの音楽家に物書きというメンツは刺激的である。古い仲間という気安さも手伝って、脳味噌が活性化するものと思われる。酒を飲みながらの語らいの中の一瞬一瞬にネタが詰まっていた。とはいえ酔っ払いが、勢いに任せて繰り出す戯言だから、いきなりブログの記事の形で飛び出すわけではない。記事にするには形を整える必要がある。元々こっちは酔いが全身に回りながらも、記事のネタがありはしないかとアンテナを上げまくっているから、会話の端々で反応する。もちろんその都度「それ記事にいただき」などは宣言しない。心の中で「ごっつぁん」とほくそえんでいる。メモを取りながら飲んでいたらもっと増えたと思う。
何気ないやりとりが脳味噌の中で記事に形を変える。この作業は既に飲んで帰る電車の中で始まっていた。嘘は当然いけないが、誇張と省略はOKである。というよりその誇張振りと省略振りがテクの見せ所だったりする。しかもそれでいて、読み手に「策を弄した」と感じさせずに済ますのが理想である。このあたりの呼吸はとても難しいが、ブラームスの作品中に理想的な例が転がっている。「テクを使ったな」と悟られるのはテクが未熟な証拠なのだ。
この手の宴席のお声がかかればどこにでもホイホイ参りますという感じだ。
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