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2007年5月17日 (木)

伊能忠敬

私が日本の歴史上の人物で最も好きな人物だ。1818年5月17日(陰暦4月13日)に世を去っているから、ブラームスとは生きた時代がかぶっていない。

彼の業績はあまりに有名で既に多くが語られているので繰り返さない。本日はブログ「ブラームスの辞書」名物無理矢理関連ネタである。

伊能忠敬が残した日本地図「大日本沿海與地全図」は、正確さと美しさにおいて比類がない。北に行くほど現代の正確な地図とのズレが起きているが、これは伊能忠敬が地球を完全な球体であるという前提に立ったことに起因するものだ。このことは彼の業績を貶めるどころか、かえってその正確さをアピールするのに役立っている。

だからとりわけ外国人は心の底からこれを手に入れたいと願う。一方幕府はこれを国防上の秘密として国外持ち出しを禁じていた。1828年シーボルト事件はこうした背景の元で起きた。シーボルトが帰国する際に乗った船が暴風で遭難して稲佐の浜に流れ着いた。積み荷の中にご禁制品の「大日本沿海與地全図」が発見されたというスキャンダルである。一方の当事者フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトは1796年生まれのドイツの医者ということになっているが、守備範囲は相当に広い。

この人の従兄弟の子供にあたるのが、アガーテ・フォン・シーボルトその人である。ブラームスの伝記であれば触れずにすますことの出来ない女性である。ブラームスの人生の中で肉親を除けば女性としてはおそらくクララ・シューマンに次ぐ位置づけだと思われる。何しろ婚約者だったのだ。

日本一尊敬する人と、世界一尊敬する人にわずかな接点があったというお話である。

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コメント

<魔女見習い様

ブログ「ブラームスの辞書」名物、無理矢理こじつけネタでございます。

記事の内容はともかく、無理矢理振り、強引振りも鑑賞の対象です。

わぁ~、発見ですね☆
タイトルを見て、どんな内容なのだろうとワクワクしました。
「アガーテ・フォン・シーボルト」でクライマックス!
あ~、楽しかった♪

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