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2007年5月15日 (火)

発表会の曲目

娘たちの4回目のヴァイオリン発表会が5月3日に終わったことは既に述べた。

http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/05/post_c4a7.html

ピアノとヴァイオリンの生徒さんの合同発表会だ。1回の発表会でピアノとヴァイオリン合計で大小取り混ぜて30曲少々の作品が演奏される。最後の数曲は毎回先生方の模範演奏だ。

全4回のプログラムが保存してある。延べ124曲演奏されているが、ブラームスは1曲も無い。124曲中の最大勢力はショパンだ。ヴァイオリン側にショパンはもちろん1曲も無い。124曲中77曲を占めるピアノの3割がショパンだ。第2位はベートーヴェンだが11回に過ぎない。4回124曲が演奏されながらブラームスは1曲も登場しないのだ。世の中こんなものなのだろうか。子供たちの演奏はもちろん、先生方の模範演奏にも登場しないのだ。

Jリーグやプロ野球の球団経営に携わる人たちは、子供を大切にする。子煩悩なのでもないし、チャリティーでもない。れっきとしたマーケティング上の根拠がある。スタジアムを訪れた子供を退屈させないことだ。ヒーローたちのスーパープレーを子供たちに見せることで、子供たちは自分も選手になりたいと思う。実際にプロとしてやっていける者は少数だが、夢破れてもやがてその子達が成長して子供を連れてスタジアムにやってくるファン(サポーター)になる。選手入場で子供と手を繋いで来たり、始球式で投げさせたり、ボールをサービスしたりあの手この手を考える。

もしもブラームス業界というものがあり、そこの繁栄をミッションとするゼネラルマネージャーがいたら、子供たちの発表会におけるブラームス日照りを深刻に受け止めるだろう。小学生中学生が、教師に向かって自分から「ブラームス弾きたい」と申し出る光景は想像しにくい。選曲はかなりの部分教師が介入していると思われる。生徒の技量、意欲、年齢にあわせて、ベストな選択をした結果なのだとは思うが、ブラームスゼロは寂しい。「ブラームスは難しいから」「ブラームスは子供向けでないから」という理由で最初から候補曲のリストに入ってないというのが実態かもしれない。待って欲しい。そういう理由から今一度先入観を取り去って、作品だけを見つめて考え直して欲しいものだ。

「ブラームスをブラームスらしく弾けるかどうか」は「ブラームスが好きかどうか」にかかっていると思う。子供に弾かせないのでは、嫌いになることもない代わりに、好きになるチャンスもない。小学生なりのブラームスはあり得るのだと思うが、結果として横たわる現実を見れば、こう考えるのはどうやら少数派だということが判る。10代で初めてブラームスに接した子供が、同じ曲を20代30代40代と演奏経験を重ねてゆくと、感じ方の違いに驚くはずだ。そして必ず得るものがあるはずだ。

何も「魔女の変奏曲」やインテルメッツォ、あるいは協奏曲を完璧に弾けと申しているのではない。たとえばハンガリア舞曲やワルツの中に小中学生が挑戦可能な曲は必ずあると思う。 

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コメント

<麻由子様

子供の年齢が低いほど、指導者の影響が大きくなるのですね。

124分の0はあんまりです。

ショパンに対して積極的で、ブラームスに対して消極的・・
・・という傾向は何となくあるような気がします。
でも、ブラームスのワルツなどは、よく連弾で演奏されていますよ。
ワルツは15番以外もね。独奏版の存在の方が薄いくらい…。
その他、2つのラプソディやソナタ第1番第1楽章も弾かれているようです。
大人に人気なのは、インテルメッツォかもしれません。
いずれにしても、やはり指導者に大きく左右されるように思います。
その点、私はとってもラッキーだわ☆

<とらねこ様

おおお!私も習いたい!!!

「教える側の趣味」とは何と説得力のある落とし処なのでしょう。

幼い頃全くブラームスを聴きかなかった私が、こういう大人になってますから、影響の程度は計りかねますが。

僭越ながら・・・、むかしむかし子供達を教えていた頃、私の発表会ではなぜかブラームス多かったですよ!特に連弾で「ハンガリー舞曲」を皆に弾いてもらって。かなり教える側の趣味に左右されますね。
いずれにしろブラームスはかなり高度ですから、子供達には練習に励んで頂かなくてはなりませんでしたでけど。

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