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2007年6月23日 (土)

パルミジャニーノ

ブラームスがしばしばイタリアを訪れたことは有名である。ついぞ一度も訪問することがなかった英国とは対照的だ。合計9回にも及んだイタリア旅行だが、不思議なことにブラームスの一人旅は一度も無い。必ず親しい友人を誘っていた。そうした友人の一人がヨーゼフ・ヴィトマンだ。ブラームスとのイタリア旅行に3度同行した様子を手記に残している。「ブラームス回想録集」第3巻に掲載されて日本語で読むことが出来る。

ブラームスはイタリアの美術と建築を称賛していたという。美術館で長い時間を過ごすこともしばしばだったと証言している。案内書よりも直感を優先したらしい。1890年4月パルマ滞在の折にピロッタ宮殿内の美術館を訪れた。時のたつのを忘れて感動に浸ったという。

現在、東京上野の国立西洋美術館で「パルマ-イタリア美術、もう一つの都」という企画展が開催されている。そこにブラームスが見た絵がいくつか展示されているということを、ブログ「ブラームスの辞書」の読者の一人からお教えいただいた。知らぬが仏だ。知ってしまった以上何が何でも見たくなり、昨日休暇を取ってかけつけた。午前10時の開館直後、しかも雨が降り始めたとあって人もまばらな中じっくりと鑑賞できた。

「聖カタリナ神秘の結婚」がお目当ての作品だ。パルミジャニーノ(1503~1540)の作品である。展覧会のオフィシャルプログラムにもヨーゼフ・ヴィトマンの証言するエピソードが掲載されている。ブラームスがこの周辺の絵を見て回ったことは確実だ。

気になることもある。「ブラームス回想録集」第3巻でブラームスが気に入ったとされている絵のタイトルは「聖カタリナの婚約式」となっている。展覧会のプログラムでは「聖カタリナ神秘の結婚」とされている。タイトルが違うのだ。回想録集には絵の写真も載っているが、「聖カタリナの神秘の結婚」とは違う絵になっている。居合わせた主催者の何人かに聞いてみたがわからなかった。ブラームスが鑑賞した作品全てが今回来日しているわけではないだろうから、こういうことも起こり得る。

ブラームスの愛したイタリアには大いに興味をそそられる。かといって気軽に出かけるわけにも行かないから、あっちから来てくれるのはありがたい。入場料とプログラム、そして絵葉書1枚で4000円と少々だ。イタリアに行ったと思えば安い。

美術館は平日しかも雨天の午前に限る。

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コメント

<もこ様

お陰様でじっくり鑑賞出来ました。
絵のことはよくわかりませんが、ブラームスの気分に浸ることが出来ました。雨もまたよしです。

ゆっくり鑑賞できてよかったですね。
この展覧会には雨の日が似合う気がしてしまうのは私だけかしら。。

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