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2007年6月 7日 (木)

トレモロ

弦楽器の奏法の一つ。

4分音符、8分音符、16分音符、32分音符という具合に1拍を細かく分割して行くと、一つ一つの音はどんどん小さくなって行く。やがてある一点から1拍の中にキチンと音を盛り込めなくなる。そこまで行くと拍が数学的に正しく割られているかということよりも、チリチリという刻み独特の響きの方が重要になってくる。このチリチリした状態をトレモロという。

ブラームスと同時代にウイーンにあって、いわゆるワーグナー派の筆頭に祭り上げられて、ブラームスのライバルと目されているブルックナーの作品にはこのトレモロが多い。いやむしろトレモロはブルックナーを象徴する風景だったりもする。弦楽器のトレモロが作り出す霧の中をホルンが朗々という立ち上がりには「ブルックナー開始」という異名まで奉られている。弦楽器奏者はあまりトレモロが多いと疲れる。ppならばともかく、ブルックナーの息の長いクレッシェンドの果てに鎮座するffまでトレモロで弾かされることもあるのだ。

だからという訳ではないと思うが、ブラームスの管弦楽曲にはあまりトレモロを見かけない。第4交響曲やアルトラプソディが思い浮かぶ程度だ。ブラームスはどちらかというと拍数通りにきっちり刻ませたいのではないかと思う。

思うにブラームス最高のトレモロは室内楽に現れる。ピアノ三重奏曲第1番の第2楽章233小節目のヴァイオリンだ。スケルツォの中間部トリオの後半に相当する。朗々と旋律を奏でるチェロを横目に、かなりのハイポジションでオクターブの重音のトレモロが高揚感を煽り立てる。初版でも改訂版でもキッチリ味わうことが出来る。

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