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2007年8月11日 (土)

sul G

ヴァイオリンのG線には神が宿るという信仰に立脚した指示と解されよう。

「G線で弾け」の意味。理屈の上では「sul D」「sul A」「sul E」でそれぞれ「D線で弾け」「A線で弾け」「E線で弾け」という意味ともなり得るが、現実の用例としては「sul G」が圧倒的に多い。またヴィオラやチェロで「sul C」という記載にもお目にかかることは希である。つまりヴァイオリンのG線に限ってのお話なのだ。

とはいえCis(Des)以下の音、つまりG線でなければ出しようがない音には「sul G」と書かれることはない。当たり前だからだ。指示なく放置すればD線A線で演奏するような音域の音を、敢えてG線で弾く場合に「sul G」という指示が設置されるのだ。ヴァイオリンのG線が持つ独特の色艶を要求する場面で使用される。

「ブラームスの辞書」においてこの「sul G」は収録の対象になってはいない。いくつかの楽譜に「sul G」が認められるが、ブラームス本人の要求かどうか明記されていないケースがほとんどである。第1交響曲第4楽章の歓喜の主題に似ているとされる場所の第1ヴァイオリンは、大抵「sul G」で弾かれるが、楽譜には記載が無い。

楽譜の校訂者または、演奏者のセンスに委ねられていると思われる。

そんなことよりシェーンベルグがブラームスのト短調ピアノ四重奏曲を管弦楽に編曲した中にぞくぞくするような「sul G」がある。

http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2006/08/post_28cb.html

これがシェーンベルグの意思だとするとただ者ではない。

「ヴァイオリンのG線には神が宿る」とブラームスが考えていたかどうか定かではない。

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