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2007年8月19日 (日)

目覚めよと呼ぶ声が聞こえ

バッハのカンタータ140番のタイトルだ。この第4曲は、147番を背負った「主よ人の望みの喜びよ」と人気を二分する名旋律だ。仲間内の結婚式で新郎新婦入場の際のBGMにすることもあった。威厳と格調をともに備えたと評しては月並みが過ぎるが、もとより私ごときの言葉で語りつくせるはずもない。変ホ長調4分の4拍子、ヴァイオリンとヴィオラの静謐なユニゾンが心に沁みる。

今日次女の宿題を手伝った。BGMに先頃買い求めたバッハのオルガン曲集を流した。宿題も終わりに近づいた頃、不意に懐かしい「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」の旋律が流れてきた。それまで流れていた曲はオルガンの音圧、いかにもブラームスが好きそうな足鍵盤による大股なバスの歩みが主体だった。それらに耳が慣れ始めて来た頃だから、清らかな泉のように聞こえた。宿題の手を止めて解説書を読む。カンタータ140番の第4曲をバッハ自身がオルガン用に編曲したという。BWV645だ。

部屋中が涼しい空気で満ち溢れた。

こういう入り方をした曲は一生の宝になると思う。原曲も大好きなのだが、オルガン版も病みつきになりそうだ。ブラームスでないのが悔しいという気持ちさえ湧かない。すがすがしい気持ちになれた。

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コメント

<piyo様

超お久しぶりです。

ユーホニウムとな。名前だけは聞いたことがあります。
吹奏楽版も探してみます。

お久しぶりです。SleepersAwake!
良い曲ですよね。
最近吹奏楽を再開させました。ご存じではないかもしれませんが、EUPHONIUMという吹奏楽にしか存在しない楽器を中学高校大学とやっておったのです。
久しぶりに吹奏楽する!ということでAリードの曲集を購入したら、Aリードの編曲で「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」が入っていました。

吹奏楽版もなかなかですよ!
機会があったら聞いてみてくださいね!

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