ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« レレシシ | トップページ | 油断 »

2007年9月28日 (金)

夜の気分

標題音楽に背を向けたブラームスではあるけれども、ブラームスの「夜の描写」はなかなかシャープである。ブラームスにとって夜には二面性があるようだ。「長調の夜」「短調の夜」とでも分類出来よう。

前者の代表は作品43-2「五月の夜」だ。作品116-4のインテルメッツォは、元々「ノクターン」というタイトリングだったらしいので、この仲間かもしれない。ここでは夜の闇は恐れの対象ではない。またセレナーデは曲本来の性格上夜の情景のはずだが、わずかな例外を除いて軒並み長調になっている。

短調が描き出す夜は、恐れや不安の象徴だ。作品43-1「永遠の愛」冒頭のロ短調や、作品48-1「あの娘のもとへ」冒頭のホ短調がその代表だろう。調性との関連を言うなら、忘れてならないのは、ヘ短調だ。作品32-1「夜中に何度飛び起きたことか」、作品33-11「光も輝きも何と早く消えうせるものか」、作品97-1「小夜鳥」の3曲がヘ短調を共有している。幻想的とも言える夜の描写だ。あくまでも推測だが、このヘ短調の夜の描写は、モーツアルトの「フィガロの結婚」第四幕冒頭のバルバリーナのアリアと繋がっているような気がする。たしかフィガロの中で唯一の短調のアリアだ。どんでん返し連発の第四幕の冒頭で、夜の庭園の薄明かりを描写していた。ブラームスの調性の選択に影響を与えたのではないかと考えている。

やはりヘ短調に対する感覚は特異である。

9月26日の記事「ヘ短調」の記述と矛盾しない。

« レレシシ | トップページ | 油断 »

コメント

<mayoneko様

おおお!ヴィオラソナタとな!!

ブラームス最後のヘ短調です。

夜の気分というには、やや情熱が勝ってしまってる気がします。

私にとってヘ短調とは、ヴィオラ・ソナタでしょうか・・・冒頭がどきどきしますね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夜の気分:

« レレシシ | トップページ | 油断 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ