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2007年9月21日 (金)

松ヤニの谷

「松ヤニ」は弦楽器奏者の必需品だ。弓の毛に塗って摩擦力を得るためのものだ。弓の毛替えをした直後、松ヤニを塗る前の弓では、からきし音にならないことから、必要性は明らかである。弦楽器は、馬の尻尾の毛に、松ヤニを塗って、羊の腸を鳴らすのだ。

我が家で使用するのは、ごくごくオーソドックスな松ヤニだ。ヴァイオリン、ヴィオラ共用とのことで、私と娘らが交互に使っている。グレードはいろいろあるようだが「音程が良くなる」とか「スピッカートが上手くなる」とか「重音がはまる」だとかいうスペシャルな松ヤニは無いようだ。ましてやブラームス専用の松ヤニも売られていない。

使って行くうちにいつの間にか、塗りやすい箇所が決まってきてその場所だけ松ヤニが摩耗して出来るのが「松ヤニの谷」だ。私は粗忽者なのでよく松ヤニを落として割ってしまった。だから谷が出来る前に新しく買ってばかりいた。娘と楽器を始めた頃、松ヤニを不思議そうに見ていたので、「この松ヤニに谷が出来る頃上手になれるよ」と教えた。早く谷を作りたいからといっても、塗りすぎは良くない。練習の後は弦やボディあるいは弓についた松ヤニをキッチリ拭き取らねばならない。

最近、谷が出来てきた。もったいないので十文字にしている。プラスのドライバーでもあてたいような見事な形状である。

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コメント

<もこ様

ですよねェ。悪魔と取引しない限り入手困難でしょう。

嘘でもいいから「ブラームス専用」とでも書いてあれば即買いするンですが。

音程がよくなる松ヤニがあったら
私もバイオリンを続けていたかもしれません。。

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