老舗
これで「しにせ」とも読む。格式と信用があって長く続いている店とでも定義出来よう。トップブランドとは少々違ったニュアンスだ。市場占有率の首位である必要は無さそうである。
どうせならブログ「ブラームスの辞書」がそう呼ばれてみたいものだ。ブラームスブログ業界なんぞというものがあればの話だが、その中で名誉ある地位につきたいと思う。「長く続いている」という条件は、ブログが続いてさえくれればいつかは満足することが出来るだろう。問題は「信用」である。こればかりは狙って獲得出来る性質ものではない。ネタの絶対数、更新の頻度、ネタのオリジナリティ、ブログのデザイン、コメントへの対応等々の条件が時間をかけて堆積して形作られるものだと思う。
そうそう、記事冒頭の定義の中に抜けていたことがある。それは「老舗」とは大抵他人が言ってくれるものだという側面だ。自分から「手前どもは老舗でござい」などと言うのはお里が知れてしまうというものだ。自分は粛々と日々の生業にいそしみながら、結果として周囲の誰かがそれを「老舗」の技だと称するのが美しい。そして不特定多数の人々がそれに同意することが最後の仕上げである。
やはり狙ってなれるものではなさそうだ。
老舗であるがゆゑの逆風にさらされることもあると思うが、修練だと思ってがんばりたい。
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