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2007年11月30日 (金)

聴き合う

今日で長女の期末試験が終わった。久々にじっくり練習した。アンサンブル練習の一環の「ホーム・スイート・ホーム変奏曲」を一緒に弾いた。弾き始めて程なく、ルンルン気分になった。

この曲2本のヴァイオリンとピアノという編成になっている。1番が生徒で2番を先生という構図だ。今は娘たち二人とも1番の生徒用を練習している。今日は私が2番を弾いたのだ。

試験前で練習を手加減していたが実はここ2週間程長女とはケンカ腰だった。譜面づらは難しくもないし、譜読みも終わっているのに、何だかしっくり来ないのだ。テクは妹より上のはずなのにアンサンブルしていて面白くない。「人の音を聴け」と叱りっぱなしだった。弾けているハズだという自覚が下手に備わってしまっているだけに、アンサンブルの実感がもてないとストレスになる。「悪いのはパパの音程じゃないの」みたいな無惨な反応だった。

今日は違った。初めて音楽が流れた感じがした。弾きながら途中で楽しくなった。フレーズの切れ目切れ目で長女がこちらに聞き耳を立てているのが解った。一度も止まらずに最後まで弾けた。「ふーっ」と一息ついて、「お前今日は、人の音聴いてただろ」と水を向けると「何で解るの?」と逆に問われた。「そりゃあ解るよ。それが音楽だよ」と偉そうに答えておいたが嬉しかった。「自分が間違えてもいいから、パパの音をただ聴くことだけがんばった」と言っている。「人の音を聴け」とあんまりうるさいから意地になって聴いたという感じに近い。曲がさほど難しくないからそれでも間違えずに弾けるのだ。先生の意図はこの点にあったと思う。

これは相当嬉しい。

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コメント

<魔女見習い様

ハイ。

ヴァイオリン続けているとこういうことも起こります。

よかったですね~♪
私まで嬉しい気分になりました☆

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