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2008年1月11日 (金)

暗譜の謎

12月1日の記事「平均律クラヴィーア曲集」でブラームスが全48曲を暗譜していたということに言及した。おそらくは少年時代恩師マルクセンやコッセルの指導の元で寝ても覚めてもバッハ漬けだったのだろうと推定した。

師匠に言われるままに夢中で練習していたら、いつの間にか暗譜していたというのは、とても健全だと思う。ある日急に楽譜を取り上げられて「暗譜で弾いてみろ」と言われて試してみたらあれよあれよと弾けてしまったというシーンを想像する。

けれどもマルクセンやコッセルの指導は「平均律クラヴィーア曲集」の暗譜が目的ではあるまい。暗譜は目的ではなく後からついてきた副産物だと信じたい。

暗譜は音に現われるのだろうか?暗譜しての演奏と楽譜を見ての演奏には結果として発信される音楽に違いが発生するのだろうか?私にはそれを聞き分ける自信はないが、判る人には判るのだろうか?超絶技巧の難曲に挑むピアニストの目の前に楽譜が置かれていないか、閉じたままになっているのを見た聴衆に与える心理的効果は小さくないと思うが、私は今までその違いを感じたことはない。複数の演奏の微細な相違を感じることがあっても、それが暗譜の有無に起因すると断言出来たことが無い。目の前に楽譜を置いて開いていながら見ていない演奏の位置付けも曖昧に感じる。

一方で多くのコンクールや発表会が演奏者の暗譜を前提にしている事実もある。それは暗譜の有無が音楽の出来に影響するからなのか、単に「凄いでしょ」の意味なのか答えを見つけきれていない。

算盤の名人は、暗算をするとき頭の中に算盤が浮かぶという。頭に浮かんだ算盤を弾いているのだ。将棋名人にしても数十手先を読む際には頭の中に盤面が浮かんでいると聞いた。同様に考えると暗譜は頭の中に楽譜が思い浮かんでそれを見ながら弾いている状態だろう。だから事実上楽譜を見ているのと同じなのだと思う。楽譜を思い浮かべることもなく、指が勝手に動くのが本来の意味の暗譜かもしれない。

毎度軽々と暗譜出来てしまう娘たちから、この点を質問されたことがないのは幸いである。

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コメント

<もこ様

暗譜は謎が多いです。

暗譜の有無で差がつかないなら楽譜を見たいですし、暗譜で弾くことがブラームスの意図に一歩でも近づくための条件なら、暗譜します。

暗譜については、いまだに不思議に思います。
子供の頃は、たぶん身体で覚えていたと思います。
今は頭の中に楽譜もあります。ないと不安もあったり。。
昔は暗譜した曲を楽譜に書き起こしたりもしていたり。。
演奏中は目を瞑ると鍵盤が見えて、
次に弾くべき音に手が映るときもあったり。。
実際は映っているのではなく感覚なのかもしれないですが。。
また何年も経ってもう忘れているだろうと思っていても
弾きだすと勝手に指が動いていたり。。
とはいえ、私は暗譜が苦手です(笑)
見ているいないに限らず、楽譜を置いて弾きたい!

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