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2008年1月 2日 (水)

同主調

同じ音を主とする調性をお互いにこう呼びあう。ハ長調にとってはハ短調であるし、イ短調にとってはイ長調である。和声の世界では近親調の一つと理解される。同主調間の転調は、同一の楽曲の中において割と高い頻度で見られる。

特に短調で始まった作品が、曲の末尾で同主調の長調に転ずるのは常套手段である。ベートーヴェンの2つある短調の交響曲は、どちらもこのパターンだ。「苦悩を克服して歓喜へ」というシナリオを手軽に仄めかすことが出来る。ブラームスのソナタ系諸作品においてもこのパターンの踏襲が広く観察できる。ソナタ以外にまで実例を求めることも可能だ。たとえば「4つの厳粛な歌」の第3曲はホ短調がホ長調に転じて結ばれる。

短調から長調に転ずるパターンは実例が多いのに対して、長調から短調へのパターンとなると途端にレアケースになる。ソナタ系に絞って考えてみる。終楽章が第1楽章の同主短調になっているケースは以下の通りである。

  1. ピアノ三重奏曲第1番op8ロ長調→ロ短調
  2. ヴァイオリンソナタ第1番op78ト長調→ト短調
  3. 交響曲第3番op90ヘ長調→ヘ短調

せっかく探した上記3例ではあるが、終楽章が最後まで短調で貫かれるのは1番のピアノ三重奏曲だけだ。2番と3番ではせっかく短調で始まった終楽章なのに、同主長調に転じて曲が結ばれている。その意味でもピアノ三重奏曲第1番は異例の調選択だと申し上げて良い。ましてやそれは、1890年版でも改訂を免れて保存されている。

実はピアノ小品の中に興味深い実例がある。最後の作品作品119-4のラプソディは変ホ長調だが、曲の末尾で変ホ短調に転じている。

同主調間の転調と言っても、「短調発長調」のパターンと「長調発短調」のパターンとでは、扱いがかなり違っている。

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