ありがた迷惑
ipodに親しんで2年が過ぎた。「神様、仏様、ブラームス様、ipod様」くらいな有り難味なのだが、一つだけ困ったことがある。
変奏名人ブラームスはたくさんの変奏曲を作っている。当然ipodに取り込んでいるのだが、ほとんどのCDメーカーは一個一個の変奏ごとに1つのトラックをあてがっている。ヘンデルの主題による変奏曲は主題に25個の変奏が連なり、最後にフーガで締めているから合計27個のトラックの集合体という扱いを受けている。
これをCDで聴く場合は何の支障も無いのだが、ipodに取り込んでから再生すると、各々のトラックの継ぎ目がかぶって再生されてしまうという現象が起きる。前の変奏が終わっていないのに、次の変奏が無理やり始まってしまう感じである。気になりだすと止まらない。交響曲の楽章間ではこういうことは起きないから、トラックの継ぎ目が違っているのだろう。ipodの設定一つで解決する問題なのかもしれないが手付かずでいる。
そもそも変奏曲の一つ一つを取り出して、そこだけを聴くニーズがあるのか疑問である。希に変奏曲全曲を1つのトラックとしているCDに出会うが、かえって好感が持てる。せっかく全曲を取り込んでも、聴くのはそうした配慮のある演奏ばかりになってしまっている。
<ムームー様
ありがとうございます。多分私の知識不足だろうと思っていましたが、やっぱりという感じです。試してみます。
これからも「ブラームスの辞書」をよろしくお願いいたします。
投稿: アルトのパパ | 2008年1月27日 (日) 09時02分