平均律クラヴィーア曲集と第4交響曲
2月4日の記事「影響ごっこ」でブラームスの交響曲第4番がバッハの影響を受けていると書いた。フィナーレの低音主題がバッハのカンタータ150番に由来することが理由の一つだ。
実はもう一つ、平均律クラヴィーア曲集第1巻の10番ホ短調のフーガの冒頭が、ブラームスの第4交響曲のフィナーレ69小節目に似ているような気がする。
- ホ短調
- 4分の3拍子
- 1拍目:上行する分散和音、2拍目以降:Eの保続音と、下降の半音進行の折衷
何とも瞬間芸的な似方で恐縮だが、とにかく音符の並び方は瓜二つである。この手の見た目の類似がバカにならないのは「大陸移動説」でも証明されている。「平均律クラヴァーア曲集大好きなブラームスは、当然気付いてたと思う。
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<とらねこ様
いやはや、どうなることかと思っておりましたが、心強い賛同者が現れて嬉しい限りです。
より正確に申せば、ブラームスがバッハに似ているンですよね。
投稿: アルトのパパ | 2008年2月12日 (火) 16時23分
ほんとに!今まで全く気が付きませんでした。どちらもこんなに聴いているのに。目から鱗です・・・。どうもありがとうございます。
投稿: とらねこ | 2008年2月12日 (火) 08時36分