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2008年2月 9日 (土)

ホ調のソナタ

ブラームスは多楽章器楽曲のソナタを35曲残している。交響曲、協奏曲、室内楽の合計にピアノソナタの3を加えるとこの値になる。

このうち第1楽章をホ長調またはホ短調で開始するケース、つまりホ調のソナタは2例にとどまる。チェロソナタ第1番ホ短調と交響曲第4番ホ短調だ。シャープやフラットが極端に多い調の場合、作品が少ないのは自然だが、シャープ1個または4個の割には少ないような気がする。もちろん第2楽章にはホ長調も出現するが、それはこの際除外である。

この2曲実は共通点があるように思えてならない。

共に2分の2拍子の第1楽章を聴いてみる。冒頭いきなり序奏無く第1主題が奏されて始まる。弱拍に和音を差し込んで行くという伴奏パターンが共通している。

終楽章は、どちらもバッハを隠しテーマにしている。チェロソナタの主題がフーガの技法との関連が取り沙汰されている。交響曲の方は泣く子も黙るパッサカリア。この主題もバッハのカンタータ150番との関連が古来から指摘されている。

バッハとホ短調に何か特別な思い入れがあったのだろうか?

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