一期一会
茶道の用語だ。「一生に一度の機会だと思って心を込めましょう」というくらいの意味。主客双方に使える言葉かもしれぬ。茶道以外のいろいろな分野でも頻繁に用いられる。
ブログ「ブラームスの辞書」でも心がけていることがある。
その日ならではの記事を漏らし残すことなく拾い上げることだ。たとえば本年1月7日の「記事千本」やその翌日の「シェヘラザード」が典型だ。
千本目の記事を「記事千本読~ます」と洒落て落とすには、千本目に到達したその日でなければ具合が悪い。「千夜一夜物語」にかこつけるなら1001本目の当日がベストだ。この二つの記事のアイデアを生かす限り、その日であることは譲れない。
あるいは2月1日の記事「十三回忌」に続けた記事2本「背番号13」と「13のカノン」は、「13」をイメージした記事だった。
公開の記事に、その日でなければならぬ必然性を、何とか付与したいと考えることが、ブログ管理の楽しみの一つになっている。
記事の内容と公開日が「一期一会」のような関係であることが理想である。
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