ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 重音奏法 | トップページ | ホ調のソナタ »

2008年2月 8日 (金)

影響ごっこ

作曲家間あるいは作品間相互の影響についての議論を、学問の域にまで高めようと欲したら、それなりの知識と少々の直観力、そして膨大な検証が必須だ。

しかし、ビールでも飲みながらの放談のレベルにとどまるならば、その限りではない。愛好家の特権とはそのあたりに存在する。本日は交響曲を題材に影響論を展開する。

ブラームスの4つある交響曲について、各々について影響元として相応しい作曲家を考えるというお遊びだ。

  • 第1番ハ短調op68 これはベートーヴェンで決まり。ハ短調という調性、フィナーレにおいてハ長調に転ずることにより仄めかされる「苦悩を克服して歓喜へ」という流れ。歓喜の歌との噂、古来から存在する「第10交響曲」という比喩。
  • 第2番ニ長調op73 シューベルト。生粋のウイーンっ子。ブラームスには珍しい4分の3拍子が氾濫するのは、ワルツまたはレントラーである。ウイーンの象徴だとも思われる。
  • 第3番ヘ長調op90 ブラームス自身。しばしばFAFのエピソードとともに語られる。交響曲で唯一4分の3拍子の楽章が無い。
  • 第4番ホ短調op98 バッハ。フィナーレの主題はカンタータ150番の終末合唱の投影だ。

« 重音奏法 | トップページ | ホ調のソナタ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 影響ごっこ:

« 重音奏法 | トップページ | ホ調のソナタ »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ