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2008年2月 6日 (水)

学者交友録

以下の人物のリストをご覧頂きたい。

  1. カルベック(ブラームス)
  2. クリュサンダー(ヘンデル)
  3. シュピッタ(バッハ)
  4. シュピーナ(シューベルト)
  5. ノッテボーム(ベートーヴェン)
  6. ポール(ハイドン)

6人ともブラームスの友人だ。当代きっての音楽学者たちであり名前の後ろに記した作曲家についてのスペシャリストである。「カルベック=ブラームス」という冗談はさておき何とも華麗な交友録である。

これらの友人たちから吸収した情報がブラームスの作品に反映されていることは想像に難くない。こうしてブラームスは自らが第一級の作曲家でありながら、当代最高級の古楽譜の収集家となり、同時に超一流の楽譜校訂者となってゆくのだ。

ブラームスが楽譜の校訂に携わったり、全集の出版に関わった作曲家をざっと列挙する。

  1. カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ JSバッハの次男。
  2. ウイルヘルム・フリードリヒ・バッハ バッハの長男。
  3. クープラン
  4. モーツアルト
  5. ベートーヴェン
  6. フランツ・シューベルト
  7. ロベルト・シューマン

まさに学者顔負けである。さらに驚くべきことにこれらの校訂への関与は無署名で行われているのだ。

もしも当時携帯電話があったらブラームスのアドレス帳は華麗な学者の名前で埋まっていたに違いない。

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