シンフォニア
3月2日の記事「インヴェンション」でバッハの「クラヴィーアのためのインヴェンション」にヴァイオリンとヴィオラの二重奏編曲版の楽譜を発見したと書いた。時を経ずしてそのCDも発見して「こりゃたまらん」と驚喜した。CDには3声のシンフォニアも収録されているので、「はてさて3声の楽譜は」とショップをあさっていてお宝を発見した。3声のシンフォニアの編曲物だが、編成が2本のヴァイオリンとヴィオラになっている。我が家の編成にピタリとはまる。こちらは、校訂者の意図が相当混入していて発想記号や、ダイナミクス、スラーがてんこ盛りである。どうせ言われた通りに弾けるハズがないから無視しまくる予定である。
不思議なことに2声用と同じ編曲者なのに、こちら3声用はあれこれと指示が書き込まれているのだ。2声用のすがすがしさにくらべると一言多い気がする。こちらは米国の某有名出版社だ。
2つのパートが上下2段で書かれていた2声用と違って、3つのパート譜が別々に印刷されているから、演奏中に他のパートを覗けないのが残念だ。我が家のCDはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという編成だ。CDではチェロが弾いているパートがヴィオラの楽譜に反映しているから気合いを入れて聴いていないと混乱する。
これがそこそこ楽しめるようになるためには2声版でトレーニングを積まねばならない。超絶技巧ではあるまいが、何はなくても音程だろう。
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