96分の1
ブラームスがバッハの「平均律クラヴィーア曲集」を全部暗譜していたことは既に述べた。
オクターブ内に存在する12の音全てについて長短それぞれでプレリュードとフーガを書いた。これだけで48曲だ。さらにそれらが1巻2巻2セットあるからしめて96曲である。
今年の大型連休は娘たちの部活もあって、どこにも行かずに過ごす。例年ブラームスネタの発掘を兼ねた調べ物をしているのだが、今年は風向きが変わった。
実は平均律クラヴィーア曲集第1巻のハ長調BWV846の前奏曲を暗譜しようと思い立ったのだ。グノーのアヴェマリアで名高いあの曲だ。というより、ピアノを習った経験の無い私に手が届くのはこの曲しかないと思いつめた結果のチャレンジだ。右手と左手が同時に動くことが無いから、とても都合がいい。
というわけで大型連休中電子ピアノをチェンバロモードにして、コツコツと練習する予定だ。目標は途中でつっかえずに通せるようにするという程度である。
全部暗譜していたブラームスの96分の1である。
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<ムームー様
それはそれは、意欲的な取り組み。
素晴らしいですね。
私とはレベル差があり過ぎて、ただちに参考になりにくいのが残念です。
投稿: アルトのパパ | 2008年4月26日 (土) 17時39分