作曲家別登場ランキング
著書「ブラームスの辞書」の中に登場する作曲家では、誰の名前が多いかを「Word」の検索機能を使用して調査してみた。以下に結果を掲載する。
- ブラームス 532回 「ブラームスの辞書」としては、当然の結果である。全400ページの本なので1ページに1~2回は「ブラームス」という単語を使っていることになる。このほか文中ではブラームスのことを指して「彼」「巨匠」という単語も使っているので、実質的にはもっと多くなる。
- シューマン 104回 「クララ・シューマン」という用例20回を控除している。また「シューマンの主題による変奏曲」の存在も影響している。
- ハイドン 78回 多分に「ハイドンの主題による変奏曲」の存在が貢献している。
- パガニーニ 71回 最大のサプライズがこれかもしれない。もちろん「パガニーニの主題による変奏曲」の影響とはいえベートーヴェン様の上を行くとは。
- ベートーヴェン 55回 まさかパガニーニの後塵を拝するとは思わなかった。
- ヘンデル 37回 これも「ヘンデルの主題による変奏曲」のせいだ。
- マーラー 22回 こんなに使った覚えが無いのだが。
- リスト 10回 「しまった」こんなに使ってしまったかと思ったら「ソリスト」「チェリスト」「キリスト」がみんな「リスト」にカウントされていた。作曲家フランツ・リストは当然ゼロである。これは笑えた。
- バッハ 4回 これもまた意外な話だ。バッハを4回しか使っていないとは思わなかった。もっと使ったと思っていた。
これにシューベルト、シェーンベルグ、サラサーテが2回で続く。1回だけ使われているのは、ショパン、モーツアルト、スカルラッティだ。
ここまでに名前の無い作曲家はゼロに終わった。もちろんR・シュトラウス、ワーグナー、ブルックナー、チャイコフスキー、メンデルスゾーン、ドボルザーク等みんなゼロだ。
ちなみにクララ・シューマンは20回、ヨアヒムは10回だ。
「私はブラームスの話がしたいのだ」ということを考えれば、当たり前の結果だと思う。
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