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2008年5月15日 (木)

パートの絆

次女がブラスバンドの先輩から修学旅行のおみやげをもらった。トロンボーンは3年生が2人いるが、その2人が後輩全員にお土産を買って来たらしいのだ。キーホルダーとティッシュケースだ。他に「皆さんで召し上がって」という意味のお菓子があったという。たいそう喜んでいる。

そうだ。その通りだ。パートというのはそういう絆が大切なのだ。パートの仲間とは文字通り寝食を共にする。演奏会には全員出番が回ってくるわけでもない。演奏会に出られる出られないという点から見ればライバルなのだが、部活動が楽しくなるかどうかはパートの仲間とのコミュニケーションにかかっている。

私も大学で感じた。入部当日にヴィオラのパートリーダーが部室にいたという偶然でヴィオラを選んだベートーヴェン好きの新人を、ヴィオラの先輩たちは弟のようにかわいがってくれた。娘らが先生について習得した弦楽器のイロハは、全部先輩に教えてもらった。もちろんベートーヴェンからブラームスへの乗り換えはその過程で起きた。特に1つ上の先輩は火木土はオケの公式練習があるから、空いている月水金に必ず1時間を割いてくれた。彼女の根気が無ければきっと挫折していたと思う。彼女は後日私をヴィオラに引き入れた先輩と結婚し、私は生まれて初めて披露宴の司会を引き受けた。

そして当然私も後輩の初心者を教えた。それが部の伝統なのだ。連綿と続くオケの活動の中でヴィオラというパートの水準を維持向上させるためには、後輩たちの育成は必須だ。特定の学年に人材が集中したり、その逆に特定の学年に空白があるのは好ましくないのだ。もちろん時代により濃淡はあるが、私の所属した4年間ヴィオラはそういう絆を感じさせる集団であり続けた。というより今も続いていると申し上げたい。

同じ事が中学生のブラスバンドで起きるのは当然でもある。娘は思いがけずおみやげをもらうことで初めてそれに触れた。2年後自らが修学旅行に出かけたら後輩たちにしてあげればいい。

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コメント

<もこ様

大学オケの弦楽器パートは、初心者育ててこそなので、テクよりも絆が大切になります。

目には見えない大切な糸が見えるようなお話で
心が温かくなりました。
絆も伝統も時間が紡ぐのですね。

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