ブレス再び
昨年7月23日の記事でブレスは大切だと書いた。その記事の主人公は次女だったが、ブラスバンドでトロンボーンを始めた彼女は、そのことを改めて実感しているようだ。
今にして思えば「後に続くフレージングを考えて息をしなさい」と教えても小学生の次女には実感を伴って伝わっていなかったと思う。
トロンボーンを始めた次女は、改めてブレスの大切さが判ったと言っている。いい加減なブレスで吹き始めてしまうと息が続かないことがあるからだ。ヴァイオリンでは音を出しながら息を吸うことだって出来るが、トロンボーンだとそれは直ちにフレーズの切断を意味する。もっと具体的に言うと先輩に叱られるのだ。極端に申せば音楽的に見て息継ぎをしても自然な場所をあらかじめ考えていないと怖くて吹き始めることも出来ないのだ。この手の実害が伴うという点においてヴァイオリンよりも数段深刻だ。
どこでどの程度の深さで息を吸うのか楽譜に即して考える。あるいはアンサンブルの全体像に即して考える。自らこれに気付いたことはヴァイオリンの演奏にもきっと還元し得る。
何だか嬉しい。
« 欧州チャンピオンズリーグ | トップページ | 抜かれた »
コメント