はたして偶然か
ロベルト・シューマンのお誕生日である。
管弦楽を一部含むシューマンの器楽作品の数について、古来から指摘されている疑問がある。以下はシューマンの器楽作品のジャンル別の数だ。
- 交響曲 4
- ピアノ協奏曲 1
- ヴァイオリン協奏曲 1
- チェロ協奏曲 1
- ピアノソナタ 3
- ヴァイオリンソナタ 3
- ピアノ三重奏曲 3
- ピアノ四重奏曲 1
- ピアノ五重奏曲 1
9つのジャンルの作品数において、実に6つがブラームスと一致する。一致しないのはピアノ協奏曲とピアノ四重奏曲それからチェロ協奏曲だけだ。これは赤文字で示した。早くにこの世を去ってしまったシューマンの側に操作の余地はない。後から歩んだブラームスの側には意識があったかもしれない。ブラームスの遺した作品数は、気に沿わぬ出来の作品を廃棄した結果であることは周知の通りだ。作品を発表するしないの決定権はもちろんブラームス本人にあったはずだ。つまりジャンル別の作品の数を操作出来た立場にある。
はたしてこれは偶然なのだろうか。
<インテルメッツォ様
おおお。
ピアノ協奏曲は。断片が複数伝えられていますし、これでシューマンの未完のピアノ四重奏が2曲見つかればますます有望ですね。
投稿: アルトのパパ | 2008年6月 9日 (月) 19時39分
ブラームスの二重協奏曲は、当初チェロ協奏曲を意図して書かれたものだと、どこかで聞いたことがあります。
これが本当だとすると、残りはあと2曲。偶然の可能性はますます小さくなりますね。
投稿: インテルメッツォ | 2008年6月 9日 (月) 18時07分
<魔女見習い様
ブラームスとシューマンでなかったら、偶然だと思われていることでしょう。
この2人ならもしやと思わせるところがミソです。
投稿: アルトのパパ | 2008年6月 8日 (日) 15時37分
100%一致していれば確信的なのに、
どちらにもとれそうなところが微妙ですね。
投稿: 魔女見習い | 2008年6月 8日 (日) 14時52分