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2008年6月 9日 (月)

筆跡鑑定

書かれた文字が誰の手によるものか判定すること、あるいはその手法。

バッハ研究においては、避けて通れぬ重要な領域だ。シュピッタは早くも「バッハ伝」の中でその可能性に言及している。バッハの古楽譜は本人も含めて筆写者が突き止められている。もちろん無名の人物も含まれている。その場合「Anonym1」つまり「無名筆写者1」という具合に命名される。

シュピッタのバッハ伝は、他の作曲家たちにの作品研究における方法的規範になったから、ブラームスでもそれが応用されている。その成果はマッコークルの巻末の「索引Ⅷ」に詳しい。

そこにはブラームスの作品を筆写した人たちがアルファベット順に列挙されている。名前の判明している人が30名。無名の筆写者が32名だ。

名前の判明している人のリストは華麗である。以下はその一部だ。

  • テオドール・ビルロート
  • ハンス・フォン・ビューロー
  • フェルデナンド・ダーヴィッド
  • ユリウス・オットー・グリム
  • エリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルグ
  • マックス・カルベック
  • テオドール・キルヒナー
  • ヘルマン・レヴィ
  • オイゼビウス・マンディチェフスキー
  • クララ・シューマン
  • ユリウス・シュトックハウゼン

いずれもブラームスの伝記にしばしば登場する人々だ。

さらにブラームスが若い頃指導にあたっていたハンブルグ女声合唱団のメンバーが、演奏会で取り上げたブラームス作品のパート譜を筆写したものが数多く残っている。その中にベルタ・ポルプスキーの名前がある。この人が出産したときにお祝いに贈った歌が、現在「ブラームスの子守唄」として世界中で歌われている。

複写機の無かった時代。ネットからのダウンロードも無かった時代だ。そのことが大量の筆写譜を生み愛好家を悩ませる一方で、大きな楽しみも生み出している。

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