10枚看板
プロ野球パシフィックリーグでは指名打者制度を採用している。投手の代わりに決められた選手が打席に入るのだ。だからスターティングメンバーには10名の名前が並ぶことになる。いわゆるスタメンつまり試合開始をどういうメンバーで迎えるのかは、チームの顔であり表看板だ。
ブログ「ブラームスの辞書」の右サイドバナーの中ほどに「最近の記事」のタイトルが表示される。毎日更新を譲れぬ方針としている「ブラームスの辞書」では、いつも最近10日間の記事になる。この10本の記事は、ブログの表看板だ。つまり野球のスタメンと似ている。最近10日間でどんなタイトルの記事がアップされたのか一目でわかるのだ。
「ブラームスの辞書」という球団名を掲げてどんな野球をするのかに似ている。ホームラン打者をそろえて豪快に打ち勝つ野球なのか、俊足巧打の選手を揃えたスモールベースボールなのか、投手王国なのかである。我がブログは球団名にちなんだ記事が並ぶ訳ではない。ブラームスの作品名や演奏家の名前が記事のタイトルになることはむしろ希である。
10本のうちいつでも最低2本はカテゴリー「用語解説」が来る。これに家族ネタかレッスンネタが1本は大抵入る。残りはそのときどき代わるが、この10本がブログ「ブラームスの辞書」の縮図になるよう心がけている。トップページ上においてスクロールで閲覧可能なのもこの10本だ。
この10本のバランスに心を配る私は監督である。
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